ガムシャラな現状~ご高齢者のご不安(神奈川県横浜市)

ご高齢者が居場所を求めています!
こんにちは!がむしゃらな整理士の藤川進人(ゆきと)です!
遺品整理・生前整理の現場ではご依頼者様から様々なご不安をお話しいただくことがあります。
先日、神奈川県横浜市の現場にてご依頼者様とお話しさせて頂いたときのことです。。
ご依頼者様はおっしゃっていました。
【今、高齢者の居場所が足りてないのよ】
今回のご依頼者様はお母さまが老人施設に入るにあたって生前整理をお願いしたいというご要望の方でした。
この一言を私に伝えてくれたのも、お母さまの老人施設を探すにあたってとても苦労をされたようで、誰かに伝えたいこの現状!と思っていたそうです。
お話しをお聞きすると、老人施設の現状は私が想像している以上に厳しい現状でした。
今世の中では特別養護老人ホームの需要が増加傾向です。
全国での高齢化に伴い、2005年より老人福祉施設の需要は増加傾向になり、あまりにも高齢化が急速に進みすぎた結果、老人施設の供給量が追い付いていないといわれているのです。
2014年3月に厚生労働省から発表されたデータでは特別養護老人ホーム待機者は52万に上り、2009年からわずか5年の間で約10万人増加しています。
わずか10年で10万人。。
現在の日本の高齢化のスピードを象徴している数字だと思いました。
また特別養護老人ホームの利用者は現在約52万人と発表されており、利用者と同じ数の待機者が入居する日を待たれています。
たとえ要支援4~5などの緊急性のあるかたであっても、必ずしもすぐに入居できるわけではないということです。
老人施設が足りていないこの現状が、多くの方をご不安にしています。
この業界で働かせていただいていて、現場の生の声を聴くことによって高齢化の問題や改善点を肌で感じることがとても多くなりました。
まだまだ日本は高齢者に目を向けてないのでは?!と思うほどです。
いつ入居できるかわからない状況が続くのは、とても大きなご不安になると思います。
ご依頼者様はこのような様々なご不安を抱え、その状況の中で遺品整理・生前整理をワンズライフにお任せしていただいていること。
ほんとうに感謝しています。
社員一同プロとしての自覚をもって今後も作業にあたらせていただきます。
ご依頼者様の生の声からとても多くの学びがあった現場でした。