
全国的に突然死をされる方が増えてくるのが、6月頃からになります。
冬のヒートショック、春秋の自殺と季節によって不思議と原因に特徴が出るようです。
夏のこの時期は人体が腐敗してしまうまでの時間が短い(約4日で腐敗が進んでしまう)のと、腐敗臭が他の季節に比べきついので、近隣の方からの通報によって発見されるケースが多くなります。
普段から近隣親類などと密に連絡を取り合ってればいいですが、引きこもりのような生活をしていると、近所から「異様なにおいがする」と警察に電話を掛けられる羽目になってしまいます。
一人暮らしをしている人は、亡くなったことや自分がいないことに気づいてもらえるように、コミュニケーションを取っていなければいけないと思います。
弊社の加入団体、一般社団法人家財整理相談窓口が推奨している「見守りサービス」という保険は3日に一度安否確認を取ってくれるので夏場でもそれほどひどいことにはならないうちに発見されるわけですが、それでも身近な人に気づいてもらえるようにはしていただきたいと思います。
なぜなら孤独死をされた現場でご遺族からご依頼の電話をいただいた時には、半数以上の方が迷惑がっているように感じます。
何年も音信不通だったのに、いきなり警察から電話がかかってきて何かと思えば「変死をしているから現場に来てください。」と言われたという具合です。
親兄弟の場合はまだしも、伯父や叔母という場合には顕著に表れます。
「なぜ俺が?なぜ私が?費用を負担しなければならないの」という顔をしていらっしゃる方もよく見かけます。
そこで最近の事例では3親等以内の方なら本人に代わって損害保険が使えるという案件が2件ありました。
T社の保険は現場洗浄と消臭に50万円、遺された家財の片づけに50万円という上限まで損保大手ならではの予算が得られるケースがありました。
家財保険は賃貸契約の時に9割以上の方が強制加入されていると思います。
事件現場でも使えるということは意外と知られていないので、皆様に広めていきたいと思い、ブログに書かせていただきました。