相続放棄の問題(神奈川県川崎市多摩区)

神奈川県川崎市のケアマネージャー様からいただいた遺品整理及び特殊清掃の案件での、相続問題についてのことを書きます。

賃貸で借りていた部屋で孤独死をされていて、ケアマネさんと大家さんが第一発見者になられた部屋のことを前回書きましたが、こちらの故人様にはご遺族の方として離婚された奥さまや子供さんたちがいらっしゃいます。

故人様は部屋の片づけをなされない方でしたので、床から天井近くまでモノで溢れさせていらして、そのうえその部屋で亡くなられたので、大家さんが困り果ててケアマネ様に相談されて、ワンズライフにご依頼していただいたというわけです。

亡くなられた部屋の上の階や、両脇の部屋の入居者さんも出ていかれたしまったので、大家さんとしても一日でも早く片付けて入居者の募集を始めないと損害が膨らむ一方というわけです。

ご遺族の方は、故人様に借金の経験がおありだったこと及び片付け・清掃の費用が多額になるだろうことから、相続放棄をするお考えのようです。

大家さんとしたら一日でも早く片付けたいし、ご遺族の方からも口頭では「片付け費用を大家さんが負担していただけるなら、遺留品についてのクレームは申しません。」といわれているので、やってもらえないかとおっしゃってます。

ここで問題なのは、ケアマネ様も心配していましたが口頭だけで行ってしまってもいいのだろうかということです。

相続放棄をする際には、相続の権利者全員の承諾が必要ですし、本来ならばさらに管財人を立ててことにあたらなければならないのです。ケアマネ様も「長男さんにでも一筆もらってからじゃないと、問題になってからでは遅いですよ。」と大家さんに言っておられましたが、至極もっともなことです。ほんとにこちらのケアマネ様は、担当されている方に真摯に向き合っておられて素晴らしいです。

ただ、判例的にも相続放棄が受理される前に遺留物を放棄するというような書面を残してしまうと、いざ相続放棄をしようとしても受理されない可能性があるようです。

ということから、今回のケースでは安全で正論なのは、法的に相続放棄の手続きを完了させてから、ということになるわけです。ただし、遺品整理の費用まで負担して片付けようとしている大家さんとしたら、納得いかないものがありますので、調整はこれからです。

まずはお電話かメールフォームでお問い合わせください
  • 遺品整理をお急ぎの方へ
  • 生前整理をお考えの方へ
  • 特殊清掃にも対応いたします