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2021.11.09

千葉真一さん 突然すぎる別れと死後のトラブル

2021年8月、新型コロナウイルスによる肺炎で俳優の千葉真一さんが亡くなりました。82歳でした。

千葉さんは生前に借金を負っていたことから、死後に自宅へ借金取りが押し寄せる事態が発生したそうです。
また、千葉さんが入るお墓に関しても混乱が起きるなど、予期せぬ死に波乱が広がっているといいます。

今回は、千葉真一さん急死の波乱とともに、死後のトラブルを防ぐためにできることをご紹介します。

千葉真一さんの突然の死

数々の映画やテレビドラマなどでアクションスターとして活躍した千葉真一さんが、2021年8月19日に新型コロナウイルスの感染による肺炎で亡くなりました。
「サニー・チバ」という愛称で海外でも活躍した日本を代表するアクションスターの突然の訃報は、映画ファンのみならず世間に衝撃が走りました。

 

マネジメント会社によると、千葉さんに新型コロナウイルスの感染が確認されたのは8月に入ってから。
自宅療養後に症状悪化のため入院、その後19日に肺炎で亡くなりました。あまりにも突然の死に、家族でさえ最期に立ち会うことができなかったそうです。

 

死去から一夜明けた翌20日に千葉県内で葬儀が執り行われ、俳優として活躍する次男・眞栄田郷敦さんが喪主をつとめたといいます。
同じく俳優の長男・新田真剣佑さんは仕事のためアメリカに滞在しており、葬儀に参列することはできませんでした。

死後に押し寄せる借金やお墓のトラブル

「女性自身」が報じた内容によると、千葉さんは映画制作へのつぎ込みや金銭トラブルによる訴訟があり、総額で5億円近い借金を負っていたといいます。
現在は数千万円代まで減ったそうですが、映画ビジネスに幅広く関わってきた千葉さんの金銭事情を知る人はおらず、その全容は明らかになっていません。
そして千葉さんの死後、自宅へ借金取りが押しかける騒動が起きているといいます。

 

また、千葉さんには千葉県内に先祖代々のお墓があるそうですが、千葉さんを長く支えてきた女性が生前にご本人と直接お話しし、すでにお墓を購入しているというのです。
新しいお墓に入るのは千葉さんご本人が希望していたそうですが、その話を聞いているのは支援してきた女性のみ。
千葉さんは突然亡くなったためか遺言書は残されておらず、今となってはご本人の気持ちを確かめることはできません。

 

千葉さんのように周囲はもちろんご本人さえも予測できないような突然の死の場合、自分の意思や希望を綴った遺言書が残されていないケースは多々あるでしょう。
自分の死後に家族が困らないようにするためには、生前にエンディングノートを用意しておくことをおすすめします。

 

参考:女性自身|千葉真一さん 死後の波乱…自宅に借金取り殺到、墓建立トラブルも(2021/08/30)

エンディングノートの作成で死後のトラブルを回避できる

エンディングノートとは、もしものときに備えて、家族や友人に伝えておきたいことを記したノートです。
遺言書とは違いエンディングノートに法的な強制力はありませんが、その分気軽に、ちょっとしたことでも書き留めておくことができます。特に決まった形式もなく、エンディングノートとして市販されているものを使っても、自宅にある白紙のノートを使ってもどちらでも構いません。
加筆や修正も自由なため、考えが変わった場合はその都度書き直すことができます。

 

●エンディングノートに記載する内容の一例
• 自分の基本情報
• 財産・資産情報
• 延命措置の希望
• 葬儀・お墓の希望
• 遺産相続
• 遺言書の有無

 

生前にエンディングノートを作成しておけば、死後のトラブルを回避することにつながります。
エンディングノートには自分の情報や意思、希望などが記されているため、家族にかかる意思決定の負担を軽減でき、本人の意向に沿った対応がとられやすくなります。
千葉さんのケースのように突然家族が亡くなっても、エンディングノートがあれば本人の希望を家族で共有することができます。

 

とはいえ、元気なうちからエンディングノートを作成することには抵抗がある方もいるかもしれません。
しかし、エンディングノートは自分の死後について伝えるだけではなく、自分の人生を振り返ったり生活状況を見直したりと、あらためて自分自身を見つめるきっかけを与えてくれるものでもあります。
遺言書のような形式的な書類でもないため、まずは自分の情報を整理するくらいの気軽な気持ちでつけ始めてみてはいかがでしょうか。

 

ただし注意点として、エンディングノートには法的効力がなく、遺言書の代わりになるものではないことを理解しておく必要があります。
自分の財産やお墓についての考えがまとまったら、次の段階として法的効力のある遺言書の作成にとりかかることで、千葉さんの例のようなトラブルを避けられます。
エンディングノートと遺言書は役割が異なるため、双方をうまく使い分けることが大切です。

 

まとめ

日本を代表するアクションスター・千葉真一さんの突然の死。
あまりにも急なお別れとなったこともあり、千葉さんの死後は借金やお墓に関して混乱が起きているようです。

 

残された家族を困らせないためには、意思疎通がとれなくなったときにどうしたいか、自分の死後に遺産やお墓はどうしてほしいかかなどを書き記した「エンディングノート」を作っておくとよいでしょう。
千葉さんのケースのように、いつ何が起きるのかわからないのが人生です。元気に動けるうちに、また自分の意思が明確なうちに、エンディングノートの作成にとりかかることをおすすめします。

この記事を書いた人
One's Ending編集部
関東の遺品整理専門会社(株)ワンズライフのメディア編集部です。 遺品整理、生前整理、空家整理に関することから、終活、相続税に関することまで。人生のエンディングにまつわる、役に立つ情報やメッセージをお届けしていきます。
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