遺品の多岐にわたる行先
私たちワンズライフが遺品整理をお引き受けした場合、故人やご遺族の心情を察し、「なるべくゴミにしない」という配慮を大切にしています。現場で分別、梱包、搬出された物品は、その特性により適正処理いたします。その行方はおおむね次のようなものです。
遺品の行先例 |
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・形見品(故人の想いとともに差し上げるもの) |
・貴重品(金銭的価値が高いもの) |
・リユース(そのまま再利用できるもの) |
・リサイクル(素材として再利用するもの) |
・可燃物(燃やせるもの) |
・不燃物(燃やせないもの) |
・資源物(新聞、雑誌、ダンボール、雑誌など) |
・液体物(液状のもの) |
・危険物(電池、マッチ、ライター、ガスボンベなど) |
可燃物から危険物までは一般廃棄物になりますが、都道府県や市町村によって詳細な規定があり、素材や大きさが定められています。その違いを熟知し、適正に搬出しなければなりません。
遺品はこうして生まれ変わる
形見品はご遺族やご友人に宅配便などで送付されます。遺品整理業者が直接お届けすることもありますが、その場合は運送業の許可が要り、車両は緑ナンバー(軽自動車は黒ナンバー)でないと扱えません。
貴重品についてはご依頼主さまやご遺族さまにお渡しいたします。高額の物品は相続税算定の対象にもなりますので厳正に管理しなければなりません。
衣類はワンズライフの倉庫に保管の後、古着をリユースする業者に引き渡し、海外で再利用されます。特に東南アジアの発展途上国には新しい服を買えない貧しい方々もたくさんおり、体型の近い日本人の衣服は喜ばれています。ここで遺品の衣服は価値あるものとなります。
家電リサイクル法の対象外となる家電製品やOA機器は、ワンズライフが提携している廃棄物中間処理施設に持ち込み、破砕処理の後、マテリアルリサイクルで資源となります。マテリアルリサイクルとは破砕した素材を原料として再利用する仕組みです。
新聞、雑誌、雑紙、ダンボールなどは、ワンズライフと提携する古紙再生センターへ持ち込みます。紙はいちど溶解されて原料化され、また紙に生まれ変わります。多くの場合、再生紙やトイレットペーパーになります。
鉄は器具などの小さなものから建物解体で出る大きなものまで、すべて再利用されます。これも廃棄物中間処理場でマテリアルリサイクルとなり、新しい鉄材に生まれ変わります。
ご遺族の気持ちに配慮して適正に処理
遺品の行方についてご紹介していると、きりがありませんので、このくらいにしておきますが、
いずれにしても遺品は再利用されれば幸せだということです。
ある程度ゴミとなって燃やされてしまうものがあるのは仕方ないことですが、現代はリユースとリサイクルが基調となっており、
故人やご遺族さまの想いとも合致するものと思います。ワンズライフは今後も遺品の行方について「ゴミにしたくない」という
個人やご遺族さまの気持ちに配慮しながら、適正に処理していきたいと思います。