2023.07.21
遺品整理をしないとどうなるのか?起こり得るリスクやデメリットを解説
故人が残した品物を片付ける「遺品整理」は相当な労力を要する作業であり、なかなか手が付けられないまま放置しているという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし、遺品整理をしないことにはさまざまなリスクやデメリットがあるため、家族だけで片付けるのが困難な場合は遺品整理会社に依頼するなどして、少しずつ作業を進めることが大切です。
今回は、遺品整理をしないことでどのようなリスクやデメリットが起こり得るのか、未然に防ぐための対処法とともにわかりやすくお伝えします。
遺品整理はしないといけないのか?
遺品整理とは、生前使っていた身の回り品や思い出の品など、故人が残した物(=遺品)を片付ける作業のことです。
一般的には四十九日の法要後など、区切りがよく親族が集まりやすい機会に行うことが多いですが、遺品整理を始める時期に決まりはありません。
遺品整理は手間や時間のかかる作業であることから、「本当に必要なのか?」「必ずしないといけないのか?」と考える方もいるでしょう。
しかし、遺品整理をしないまま長らく放置していると、さまざまな問題が発生し、大きなトラブルに発展するおそれがあります。
遺品整理の時期に「これが正解」というものはありませんが、個々に適したタイミングで少しずつでも取り掛かっていくことが大切です。
また、核家族化が進み一人暮らしの高齢者が増加する現代においては、故人の近くに親族や身内が暮らしていないことも多いため、遺品整理の専門知識を持つ遺品整理会社に依頼するケースが増えています。
遺品整理会社「ワンズライフ」でも、経験豊富なスタッフによる遺品の仕分けや梱包、搬出、清掃、供養などに対応していますので、遺品整理が必要なときはお気軽にご相談ください。
遺品整理をしないことのリスク・デメリット
それでは、遺品整理をしないことで起こり得るリスクにはどのようなものが考えられるのでしょうか。
遺品整理をしないリスク・デメリットには以下が挙げられます。
生前に契約したサービスの料金が発生し続ける
故人が生前に契約していたサービスは、亡くなった後に解約手続きを行う必要があります。
そうしなければ、サービスの利用料金が発生し続けるため、家族はいつまでも費用を支払い続けることになってしまうからです。
故人が契約していたサービスについて家族が把握していない場合は、遺品整理によって契約書類やクレジットカード履歴などを確認しない限り、なかなか気づくことはできないでしょう。
犯罪や災害に巻き込まれるおそれがある
遺品整理をしないまま放置し空き家状態になると、住居侵入や窃盗、放火などの犯罪に巻き込まれるおそれがあります。
また、台風や地震などの自然災害が起こると、飛ばされた屋根瓦が他の建物にぶつかったり、割れた窓ガラスで近くを歩いていた人にケガを負わせてしまったりするかもしれません。
長期にわたって放置された住宅は内外ともに老朽化が進んでいるため、一般的な住宅に比べ犯罪や災害に巻き込まれるリスクはよりいっそう高まると考えられます。
他の遺族とトラブルになる
遺品整理をしない状態が続くと、他の遺族が勝手に遺品を持ち出したり、相談もなく処分してしまったりする可能性があります。
このようなトラブルを防ぐには、法要などで遺族が一堂に会する機会を利用し、遺品整理の進め方やスケジュールについてあらかじめ話し合っておくことが大切です。
遺品整理で起こり得るトラブルを未然に防ぐには
上述の通り、遺品整理をしないままの状態が続くとさまざまなリスクやデメリットが生じます。
このような事態を防ぎ、故人と遺族の双方にとってよりよい遺品整理を行うには何をすればよいのでしょうか。
ここでは、遺品整理によるトラブルを未然に防ぐための対処法をご紹介します。
エンディングノートをつける
エンディングノートとは、万が一に備えて自分の思いや希望を書き留めておくノートです。
故人が契約しているサービスやID・パスワードなどの情報がエンディングノートにリストアップされていると、家族はそれを見ながらスムーズに解約手続きを行うことができます。
残された家族の手を煩わせないために、また故人の希望に沿った遺品整理を行うためにも、エンディングノートをつけておくことをおすすめします。
遺族間で話し合ってから作業を始める
遺品整理を始めるタイミングは人それぞれとはいえ、誰が主体となって遺品整理をするのか、いつ頃から始める予定でいるのか、形見分けはどうするのかなどについては、作業を始める前に遺族間でしっかりと話し合い、互いに認識を共有しておく必要があります。
誰の意見も聞かずに勝手に作業を始めたり、一部の遺族だけで結論を出したりすることがないようにしましょう。
まとめ
遺品整理をしないことで起こり得るリスクやデメリットには以下のようなものがあります。
・生前に契約したサービスの料金が発生し続ける
・犯罪や災害に巻き込まれるおそれがある
・他の遺族とトラブルになる
このようなリスクを防ぐためには、元気なうちにエンディングノートをつけてもらい、遺品整理の作業を始める前に遺族間で認識を共有しておくことが大切です。
また、遠方に住んでいてなかなか片付けが進まない、物が大量にありすぎて片付かないという場合には、遺品整理を専門に行う遺品整理会社に一任する手もあります。
ワンズライフでは遺品整理はもとより、ご希望によって供養や形見分け配送なども承っておりますので、ご入用の際はお気軽にお申し付けください。
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