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若い世代に増えているミニマリスト ミニマリスト=終活ではない理由

近年、若い世代を中心に注目を集める「ミニマリスト」。
ミニマリストは「minimal(最小限の)」から派生した造語であり、自分に必要な最小限の持ち物だけで暮らす人を指します。

終活を考えるうえでは、極力物を持たないミニマリストのような価値観が必要と考える方もいるでしょう。
しかし、片付けの得意不得意は終活に大きく影響するものではありません。

今回は、部屋や家財の片付けが苦手な方へ向けて、若い世代に増えてきた「ミニマリスト」というライフスタイルをご紹介します。

最小限の持ち物で暮らす「ミニマリスト」

「ミニマリスト」は2010年頃から使われるようになった、比較的新しいライフスタイルの形です。
ミニマリストが取り入れる物は「自分が本当に必要としている物」であり、何を持つかは個々の価値観で異なります。
多くの物や情報が流通する今、必要な物だけを厳選する暮らしが若い世代を中心に注目されています。

若い世代にミニマリストが増えている背景

ミニマリストが若い世代に増えてきた背景には、現代の大量生産・大量消費社会があります。
物を手に入れたときに満たされる気持ちは長続きせず、新しい物が出れば欲しくなったり、すぐに別の物に興味が移ったりします。
物があふれ返るような現代社会では、自分にとって本当に必要な物が何なのか見えづらくなり、必要以上に物を求めてしまう傾向があるのです。

 

こうした現代社会はストレスが多く、どれだけ物があっても満たされないもどかしさや生きづらさを感じる方が少なくありません。
ミニマリストが注目される理由は、自分に必要な物だけを厳選することで居心地のよい暮らしをしたい、物や情報に支配されずに楽に生きたい人が増えているからではないでしょうか。

物を持たないライフスタイルが日々の暮らしを豊かにする

物や情報があふれる現代社会において、本当に必要な物だけを取り入れるミニマリストのライフスタイルは、かえって日々の暮らしを豊かにするという考え方があります。
豊かな暮らしをつくるのは物の多さではありません。
極力物を減らし、自分にとって大事な物だけを取り入れる暮らしこそ、毎日を豊かなものにしてくれるというのがミニマリストの考え方です。

ミニマリストの価値観は賛否両論

若い世代を中心に増えているミニマリストは、少々極端なライフスタイルとしても知られています。
ミニマリストは単に身の回りの持ち物が少ない人を指す言葉ではなく、自分にとって本当に必要な物だけを厳選した結果、必要最低限の持ち物のみで生活する人を指します。
この「自分にとって本当に必要な物」は人それぞれであり、一般的には生活必需品であっても、ミニマリストが自分には不要だと判断すれば手放すことになるでしょう。
こうしたミニマリストの価値観は周りから「やりすぎている」と批判的に見られることがあります。

 

ミニマリストには自分の大事な物だけを厳選し日々の生活を豊かにする考えがある一方、場合によっては周囲からの理解が得にくい価値観といえるかもしれません。
しかし、そもそもミニマリストはライフスタイルのひとつであり、良い悪いで判断できるものではありません。
ミニマリストの価値観に賛同する・賛同しないもその人の自由であり、周りの意見に振り回される必要はないのです。

片付けが苦手でも終活には問題ない

ミニマリストは持つ物と持たない物の判断を日常的におこなっているため、部屋の片付けや整理整頓を上手にこなします。
人生のエンディングに向けて持ち物を片付けたり整理したりする「終活」を考えるうえでは、早めにミニマリストのようなライフスタイルを取り入れた方がよいのかと考える方もいるかもしれません。

 

しかし、部屋の片づけが苦手であっても、終活には問題ありません。
家財整理については、自分や家族の希望を話し合う時間を作ることの方が大事だからです。
自分が良かれと思ってしたことも、家族からすれば負担が増えることになる可能性があります。
しかし、家族間での話し合いの場があれば、自分と家族の希望をすり合わせたり、認識のズレを修正したりすることができます。

 

終活は自分だけの判断で一方的に進めるのではなく、家族とコミュニケーションをとりながら進めていくことが大切です。
終活に対する認識を家族間でしっかりと共有すれば、自分にとっても家族にとっても後悔のない終活ができるでしょう。

まとめ

若い世代に増えているミニマリストとは、必要最低限の持ち物だけで暮らすライフスタイルを指します。
物や情報にあふれる現代社会では自分に何が必要なのか判断しづらいため、自分にとって本当に必要な物だけを厳選して取り入れるミニマリストの考え方に共感する人が増えているのです。

 

しかし、終活に取り組むうえで片付けの得意不得意はそれほど大きな問題ではなく、終活のためだからといって極端に持ち物を減らす必要はありません。
終活を進めるにあたっては、家族間で互いの希望を話し合う時間をつくることが大切です。
自分のためにも家族のためにも、家族間でのコミュニケーションは日常的に意識することをおすすめします。

この記事を書いた人
One's Ending編集部
関東の遺品整理専門会社(株)ワンズライフのメディア編集部です。 遺品整理、生前整理、空家整理に関することから、終活、相続税に関することまで。人生のエンディングにまつわる、役に立つ情報やメッセージをお届けしていきます。
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