ひとくちに遺品整理・生前整理といっても、実はそこにはご依頼者さまや故人の想いから発せられるさまざまなご要望がございます。それにお応えするのもわたくしどもの大切なお役目です。そのひとつに遺品のご供養や仏壇回収のサービスがございます。
実はこれはわたくし個人的にも大切に思っていることなのです。
父が亡くなったとき、わたくしは10才。その後、母が仏事を大切にしながら生活する姿を見て育ちました。父の祥月命日はもちろん、月命日には必ずお寺さんにお墓参りに通っていた母です。それは三十三回忌の法要が終わってからもつい最近まで続いていました。
わたくしの実家では食事のたびに仏壇にお供えし、朝と夜と外出から帰ったらお線香をあげて挨拶するのが日課でした。中学校、高校と制服にお線香の匂いがつくのが恥ずかしいと思ったこともありましたが、いま思えばわたくしの生活の中でご供養という行為は日常だったのですね。
ご依頼者さまの中には「故人が大切にしていたものは、きちんと供養したい」「そのままゴミにするのは忍びない」という想いをお持ちの方も多くいらっしゃいます。
担当者がお見積りにうかがう際にもお声かけさせていただいておりますが、気が動転しておられたり、ご家族を亡くされたご心労でその時はとくに供養するものはないとおっしゃっておられても、当日いざ整理となると、故人さまの生前のご様子を思い出されるのでしょう、現場でご供養のご依頼をいただくこともございます。
また生前に整理をすることで縁者のお品を供養できた、とお礼の言葉も頂戴しております。
ワンズライフでは遺品整理や生前整理でお預かりしたご供養品を、僧侶による合同供養という形で定期的にご供養しています。ご依頼者さまのご希望によっては参列いただくことも可能です。
先日の合同供養では、立春まえの冷えた晴れ渡る青空にお坊さんの読教の声が清らかに昇っていきました。
こちらはFacebookの弊社ページにお客様からお寄せいただいたお礼コメントです。
本日、父方の祖父の肖像画を供養し搬出していただきました。大変お世話になり、ありがとうございました。祖父が他界してからもう30年以上も経ちますが、なかなか搬出できずにおりました。その間、一軒家からマンションに移り、置く場所もなくなりどうしようと思っていたところ、ワンズライフ様とのご縁をいただきました。合同供養の会場にはうかがえませんでしたが、その様子を写真で送っていただきました。皆様の心のこもったご対応に本当に感謝しております。祖父も天国で笑顔を見せてくれていると思います。本当にありがとうございました!!(東京都新宿区 Iさま)
ありがとうございました。
ご依頼者さまとのお約束に満足以上のご提供ができたこと、ひとえに関係各位のご協力ならびに、スタッフの一人一人の知識と経験に心から感謝いたします。
大切な方をお送りするひとつの形が遺品整理であり、ワンズライフではその延長に遺品のご供養があると考えております。
これからも全社あげて信頼にお応えしていこうと決意を新たにしています。