※写真はイメージです
こんにちは!グリーフケアを大切にする遺品整理士の長野大輔です!
皆様、暑い日が続いておりますがお身体健康にお過ごしでしょうか?我々ワンズライフスタッフも、お客様のもとにお伺いし家財の整理やリサイクルの作業に滝のような汗を流す毎日です。熱中症やケガのないよう安全第一の現場環境を大切にしています。
今日は先日行った現場で、弊社のサービスを利用したことにより、お客様の心と表情に大きな変化があった事を皆様に少しでもお伝えできればと思っています。
今回の案件はロフト付きのワンルーム6畳にキッチン、ユニットバス、押し入れ1か所のアパートに20年以上お住まいのAさんのお部屋でした。Aさんには無料現地お見積りに呼んでいただき初めてお会いしました。
Aさんの第一印象はとても疲れている、困っている、どの様な事を伝えれば良いのだろうか悩んでいるようで、いつも以上にさらに繊細に対応させてもらおうと思いました。
私がお客様にお会いした時に一番大切にしている事は、【お客様の声を聴き心の緊張を解いていく】という事です。
自宅の中はとてもプライベートな空間です。
お見積りに立会いただいた方がたとえそこが長い間住んでいなかったとしても変わりはない大切な個人的空間だと捉えております。
私自身も自宅の玄関先で郵便を受けとる際もプライベートな空間を見られるのに抵抗を感じます。
Aさんからはやはり【汚くてすいません】【どうやって片づけたらいいかわかりません】
といった事を多く口にされていました。
我々がお見積りに伺う1カ月前にAさんは床が見えるくらいまで不要な物を自分で搬出してくれていました。
そこまでして自分だけで片づけるのに限界を感じ、勇気をもって我々を呼んでくださったAさんに私はお片付けのプロとしてがんばりましたねという労いの気持ちと、よくぞ呼んで下さったという感謝しかありませんでした。Aさんからゆっくりと時間をかけてお話を聴いていくと、膝くらいまで不要な物がありましたとお話していただけました。
またお話が進む中でAさんは7年間うつ病を患っており現在も投薬治療をしながら生活をしていると打ち明けてくださいました。
そういったこともあり指定のゴミの日に外に出ることも億劫になり不要品が室内に溜まってしまっていったとの事でした。
お部屋の中には今後も使用したい物があったので今回は2回の作業に分ける事をご提案し、1日目は9割の荷物をお客様と細かく確認を行いながら仕訳けて搬出することができ、残り1割はお写真や思い出の品の選別を2日目までの間にAさんにご協力いただきました。
2日目にお会いした時のことです。Aさんの表情がとても明るく朗らかになっていたのに気づき驚きました。まるで別人のようです。
お部屋の中も1日目と2日目の間にAさんは自発的に掃除と模様替えをされていたそうで、片づけをすることによりAさんの表情や心の中にプラスの大きな変化があったと感じ本当に良かった!と私も胸が熱くなりました。
無事に2日目終了後もAさんは初めてお会いした時よりも笑顔が増えていました。
最後Aさんとお別れをする際には沢山の感謝の言葉をいただきこの家財整理という仕事の重要性と可能性を受け取ることができました。
物質的なサービスの提供だけではなく心を通わせた目に見えないサービスも私から発信することができるのだと常に信じて今後も皆様に幸せになってもらえるよう精進してまいります。