2022.01.05
遺品整理士が伝授する「片付けの極意」3つのポイント
この記事は遺品整理・生前整理 専門会社ワンズライフ 代表 上野貴子の講演会から抜粋したものです。
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「お家の片付けは面倒だし大変だ」
「片付けたいけれど何から始めればいいのかわからない」
物が溢れた現代社会に生きる私たちに共通する悩みですね。
お家の片付けは「面倒」「大変そう」というイメージが強いことから、片付けたい気持ちはあるけれど後回しにしてしまっている方、そもそも何から手をつければいいのかわからない方は本当に多いです。
今回は、遺品整理・生前整理のプロが「片付けの極意」をお伝えします!
片付けをする前にお約束いただきたいことや、片付けをする際のポイントをわかりやすくまとめました。
遺品整理士が伝授する「片付けの極意」
遺品整理・生前整理のプロが教える「片付けの極意」として、お家の片付けを始める前にぜひお約束いただきたいことは以下の3点です。
・片付けをするにあたって絶対に頑張らないでください!
・片付けを一度にやろうとしないでください!
・片付け前に収納用品を買わないでください!
この3点を片付け前に意識していただければ、片付けのハードルがグッと下がるはずです。
●絶対に頑張らない
片付けをする際は「頑張らない」ことを意識しましょう。
これは一見「なんで?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、人は「何かを頑張る」と決めて、うまくいかなかったときほど疲れてしまうものなのです。
片付けも同様に、頑張ろうとすればするほど、思うように進まなかったときにドッと疲れがきてしまいます。
片付けは決して頑張らず、もっと気楽な気持ちで取り組むことが大切です。
●一度にやろうとしない
片付けは一度にまとめてやろうとせず、何回かに分けて少しずつ進めていくのがポイントです。
片付けは面倒だから一度で終わらせてしまいたいと考える方は多いでしょう。
しかし、片付けに慣れていない場合、一度でやろうとしてもなかなか思うようにはいかないもの。
片付けが進まないことに苛立ったり、物の多さに疲れてしまったりと、片付けがより嫌いになってしまいます。
一度ですべて終わらせようとは考えず、自分のペースで少しずつ取り組むことは遠回りに想うかもしれませんが、終わってみると実はこれが最短コースへの一歩なのです。
●片付け前に収納用品を買わない
物の整理整頓に便利な収納用品。
片付けをするにあたって収納用品を準備したいと考える方もいらっしゃるでしょうが、片付けを始める前に買うのはおすすめできません。
片付け前に収納用品を買ってしまうと、それを有効利用せずに「少し片付けをした気」になる方が多いのです。
収納用品が必要な場合は片付けをした後に、自分に必要な持ち物がどのくらいあるのかわかってから買うようにしましょう。
片付けをスムーズに進める2つのコツ
片付けをスムーズに継続してやりきるためには事前準備を怠ると挫折する確率が相当高くなります。
ここでは、片付けを始めるときにやっておきたい2つの行動をご紹介します。
1. 「いる物」「いらない物」を書き出す
片付けを始めるときは、まず何が必要で何が不要なのか紙に書き出しましょう。
実際に書き出してみることで、具体的にお家に必要な物のイメージを持つことができます。
いる物・いらない物をはっきりさせずにすぐに片付けを始めてしまうと、「使える物を捨てるのはもったいない」「今は使わなくてもいつかは使うかもしれない」という気持ちになります。
これが積み重なると家の中に物があふれ、いつまで経っても片付きません。
まずは紙にどんどん書き出して、必要な物・不要な物を自分の中で整理してから片付けを始めましょう!
2. 「頑張らない日」を決める
片付けの極意のひとつである「絶対に頑張らない」こと。
お家の片付けを始めるときは、「頑張る日」ではなく「頑張らない日」をあらかじめ決めておきましょう!
片付けに慣れていない、苦手意識を持っている方は、片付けを頑張ろうとすればするほど手が進まなくなります。
頑張らないで少しだけ片付けをする日程を決め、その日は紙に書き出した不要な物を搬出していくなど、簡単な作業をする日にしましょう。
常に気合いを入れて片付けをするとすぐに疲れてしまい、途中で投げ出すことにもなりかねません。
お家の片付けに取り組むうえで、「頑張らない日」をつくっておくことはとても大切です。
また、頑張らない日以外も、疲れない程度に行動することを意識しましょう。
まとめ
遺品整理士が伝授する「片付けの極意」は以下の3点です。
・絶対に頑張らない!
・一度にやろうとしない!
・片付け前に収納用品を買わない!
実際に片付けを始めるときは必要な物・不要な物を紙にどんどん書き出し、片付けを「頑張らない日」を決めておきましょう。
この2つの行動をすることによって、少しずつお家の整理ができていくはずです。
また、片付けを始めると何を残し何を捨てるか、判断に迷うこともあるでしょう。
物には思い出があり、自分だけでなく家族や友人が関わっている場合もあります。
そのときは「大切な家族や愛する人に本当に残したい物なのか」ということを少し考えてみるといいかもしれません。
これを考えることで、必要な物・不要な物がわかりやすくなるのではないでしょうか。
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