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2025.01.17
遺留品と遺品の違いを解説~処分方法や扱いに気をつけること
「遺留品」「遺品」という言葉、どちらもよく耳にするけれど何が違うのかわからないという方は多いのではないでしょうか。両方とも「持ち主が残したもの」を意味する言葉ですが、遺留品と遺品には明確な相違点があります。
今回は遺留品と遺品の違いとともに、正しい処分方法や取り扱い時の注意点についてわかりやすく解説します。
遺留品と遺品の違い
まずは「遺留品」「遺品」という言葉の意味と、双方の相違点をご紹介します。
遺留品とは
遺留品とは「ある場所に残したもの」を意味する言葉です。
持ち主の生死にかかわらず、亡くなった人が残したものとして使われることもあれば、生きている人が残したもの(忘れていったもの)という意味合いで使われることもあります。
たとえば「亡くなった家族の遺留品を整理する」といった使い方をする場合、ここで言う「遺留品」は死後に残したものを意味します。一方、刑事ドラマなどで「犯人の遺留品が見つかった」という使い方がされている場合、この「遺留品」とは犯人が現場に忘れていった持ち物を指します。
遺品とは
遺品とは「故人が残したもの」を意味する言葉です。
家具や家電、衣類、アルバムなど、亡くなった方が生前に使っていたものや大切にしていたものを総称して「遺品」といいます。故人が残した遺品の品々は、形見として残すもの、処分するもの、リサイクルするものなどに仕分けて、家の中を片付けていきます。
遺留品と遺品の相違点
遺留品は生死に関係なく「持ち主が残したもの」を指すのに対し、遺品は「故人が残したもの」のみを指します。遺留品は死後に残したものという意味でも、誰かが置き忘れたものという意味でも使われます。持ち主が限られるという点で、遺品のほうが限定的な意味合いを持っています。
遺留品・遺品の処分方法
遺留品や遺品はどうやって処分するのか、自分たちで行う場合の適切な処分方法をご紹介します。
なお、ここでは「遺留品」を故人が残したものとして、遺品と同じ意味合いで扱います。
ステップ1. 対象の品物を仕分ける
まずは故人が残した品物の仕分けを行います。
仕分けの際には「残すもの」「処分するもの」「リサイクルに回すもの」の3つに分けるのが効率的です。
また、残すものは「段ボールに入る分だけ」「このスペースに収まる分だけ」と最初から決めておくと、スムーズに片付けを進めることができます。
ステップ2. 処分するものを分別する
仕分けが終わったら、処分するものを「燃えるごみ」「燃えないごみ」「粗大ごみ」などに分別します。
ごみの分け方は自治体によって異なるため、あらかじめホームページなどで確認しておきましょう。
ステップ3. 適切に処分する
分別したものを適切に処分します。
ごみの分け方と同様に、ごみの出し方も各自治体の指針に従う必要があります。
特に「粗大ごみ」は事前に申込みを行い、コンビニなどで購入した粗大ごみ処理券を必要とするケースが多いため、搬出する前に必ず確認し準備しておきましょう。
遺留品や遺品を扱う際の注意点
故人が残した品々を取り扱うときは、あらかじめ他の親族の意向を確認しておくことが大切です。一部の遺族のみで片付けを進めてしまうと、「形見として取っておきたいものを勝手に処分されてしまった」としてトラブルに発展するおそれがあります。親族間のトラブルを防ぐためには、片付けを始める前に遺留品・遺品の行方について関係者としっかり話し合っておくのが望ましいでしょう。
また、重量のある家具や家電を運び出すときは複数人で協力し、無理なく安全に作業することを心がけましょう。個人で片付けを進めるのが難しい場合は、遺品整理の会社に作業を任せるのもおすすめです。遺品の取り扱いを熟知しているため、故人が残した大切な品々を適切に処分してもらうことができます。
まとめ
似た言葉として混同されやすい「遺留品」と「遺品」ですが、遺留品は「持ち主が残したもの」全般を指すのに対し、遺品は「故人が残した思い出の品」を指すという点で違いがあります。故人が残した遺留品・遺品を処分する際には、各自治体の指針に則った適切な対応をとることが求められます。遺品整理は時間と労力を要する作業のため、他の家族と時間が合わずになかなか片付けが進まない、遺品の適正な処理方法に自信がないという場合には遺品整理の会社に依頼することをおすすめします。
ワンズライフでは遺品整理終了後の遺品の行方に配慮し、使えるものはできる限り再利用するように努めています。遺品を「なるべくごみとして扱いたくない」というご依頼者様の気持ちに寄り添い、最初から最後まで適正かつ丁寧なサービスをご提供させていただきます。遺品整理や生前整理をお考えの方は、ワンズライフまでお気軽にお問い合わせください。
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