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2019.07.19

遺品整理士たちが語る想い~ご遺族様へお伝えしたいこと~

今回は、遺品の正しい取り扱い手順や法規制を身につけた、
当社スタッフの遺品整理士からの声を紹介したいと思います。
日々、遺品整理の壮絶な現場で身を捧げる彼らの本音を知っていただくことで、
皆さんのお役に立てると幸いです。

遺品整理士、プロフェッショナルとしての資質

ある遺品整理士は、こう言います。
「誤解を恐れずに言うと、私は人が嫌がることをして喜んでいただくのが好きなのです」と。
たとえば、臭いがひどくて近づきたくない場所。人が触りたくないもの。彼らはさらに言います。
「誰もやろうとしないなら、自分がやります」と。
お金はもちろん大事ですが、それ以外に大切なのは、「人の徳」だと彼らは思っています。得ではなく、徳。先祖から受け継いできた徳こそ、自分が増やして子孫まで受け渡したいと言うのです。これは、なかなかできることではありません。しかし、生まれついた環境もありますが、世の中にそういう人間がいるからこそ、世の中は成立していると言えるのではないでしょうか。
きれいごとではなく、そういう資質こそ、遺品整理士に必要であると思われます。

 

【ワンズライフスタッフブログ】遺品整理経験600件超えのベテラン遺品整理士ブログ

 

相手のこころに、静かに寄り添うということ

遺品整理士のところには、高齢化社会の影響により、ケアマネージャーさんからの相談も多く寄せられます。
たとえば、地域包括支援センターから寄せられた、「片付けができない方」への対応。一般的な業者さんだと法外な金額を請求してきたり、そもそも来てくれないことも多いらしく、そのケアマネジャーさんはかなり困っておられました。
そこで求められるのが、確かな知識と資格をもつ遺品整理士なのです。
日々、壮絶な現場と向き合っておられるケアマネジャーさんは、「お手伝いだけでも」という切実な想いをもっておられます。そんな方々のお役に立てるのが遺品整理士なので、細かい相談や豊富な経験から最適な方法で対応することにより、地域社会に役立っているのではないでしょうか。

 

【ワンズライフスタッフブログ】横浜・川崎のケアマネさんから遺品整理士への相談話

 

正しい価値を知り、社会に還元するということ

一般の方からすればゴミと思えるものであっても、ご遺族様にとってはそれは故人様の生きた証であり、ゴミと呼ぶには抵抗があります。もちろん、ご依頼者様の代わりに整理をさせていただく遺品整理士も同じ想いをもっています。なぜなら、単なる不要品回収業者ではないからです。
遺品整理士は、「大切なのは、心をこめるかどうか」だと言います。だからこそ、正しい価値を知った上で買い取り、また社会で使っていただけるようにするのです。それこそが供養であり、遺品整理士としての責務であると彼らは考えています。
壊れて使えなくなるまで、使う。ごく当たり前のことを、当たり前にすることは、とても大切なことなのです。

 

【ワンズライフスタッフブログ】遺品査定士による買取(神奈川県川崎区幸区)

 

遺品整理士のやりがいにつながるのは・・・

遺品整理士のもとには、孤独死をされた方の遺品整理をして欲しいという依頼が入ってきます。
特に、暑い季節に気をつけなくてはならないのが臭気です。遺品整理士は、近隣の方への配慮を考えて一刻も早く整理をしなくてはなりません。
実際に、そういった現場の依頼があった時の話ですが、遺品整理士がとてもスピーディーに気持ちよく作業ができたことがありました。それは、作業中に飲み物などの差し入れをいただいたり、お声がけもいただいたりしたことです。
基本的にはよほどのことがない限り、ご依頼者様に来ていただくことはないのですが、この時はご依頼者様がよく気を留めてくださいました。
遺品整理士への配慮は、この上ないやりがいにつながるのです。単なる「業者」という存在か、同じ方向を向いた「パートナー」という存在か。
ご依頼者様と故人様のご関係にもよりますが、こういったお心遣いをいただくと、遺品整理士は、また明日も人のために尽くそうと思えるのです。

 

【ワンズライフスタッフブログ】グリーフケアを大切にする遺品整理士~炎天下の現場での2日間作業~(埼玉県桶川市末広)

 

遺品整理士冥利に尽きる、ありがたい遺言状

ある時、遺品整理士にこんな依頼が舞い込みました。ご遺族から、故人様が「私の死後は、ワンズライフの上野貴子さんにお願いしたい」という遺言状があったのでそうしたのです、と。私たちは驚きました。さらに驚いたのは、そのお宅に行ったときでした。
なんと、廃棄するもの、形見分けするもの、査定するものにすでにきちんと整理整頓されていたのです。
このとき、上野とご依頼者様は、故人様の生前のお話で二人で思い出話をし涙を流しながら作業をさせていただきました。
遺品整理士は当然ながらご遺族の方に寄り添わなくてはなりませんが、このときは逆にご遺族の方、いえ故人様からこちらに近づいて来ていただいたことに感動いたしました。本当に心の通う供養とは、遺品整理だけでなく、全員で全力で故人のことに想いを馳せることだと実感した出来事でした。

 

【ワンズライフスタッフブログ】初体験!「遺言状」によるワンズライフ指定のご依頼(千葉県市原市)

 

おわりに

包括的に、また究極的に言えば、遺品整理士に求められることは故人様の真の供養であり、ご遺族様への愛ではないでしょうか。遺品整理士の使命は、もはや「仕事」という概念を超えていて、それを心からできる方が遺品整理士と言えると思います。

この記事を書いた人
One's Ending編集部
関東の遺品整理専門会社(株)ワンズライフのメディア編集部です。 遺品整理、生前整理、空家整理に関することから、終活、相続税に関することまで。人生のエンディングにまつわる、役に立つ情報やメッセージをお届けしていきます。
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