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2021.09.13

墓石の種類やデザインの選び方、相場金額について解説

お墓は一生に一度あるかないかの大きなお買い物だからこそ、選ぶ難しさがあるのではないでしょうか。
お墓の「顔」ともいわれる墓石は、値段や種類、デザインもさまざまで、選ぶに選べず困惑するケースも少なくありません。

この記事では、墓石選びの参考になる墓石のかたちの種類や、墓石の相場金額についてご紹介します。

墓石の種類~和型や洋型など3つのデザインタイプ

墓石はお墓の中でも目立つ部分で、多くの人がお墓といわれると真っ先に想像する部分でもあります。
いわばお墓の「顔」のような部分が墓石です。
自分や家族がお墓選びに満足するためには、やはり「顔」は重要ではないでしょうか。

 

墓石のデザインは大きく分けて3つの種類があります。

 

タイプ①和型のデザイン

かたちが縦長になっている日本ではよく使われるデザインが和型になります。
江戸時代に一般化されたデザインで、日本では先祖が眠る場所といえばこの和型を想像する人が多いのではないでしょうか。

 

昔から使われている伝統的なお墓らしい石のデザイン、それが和型というタイプです。

 

タイプ②洋型のデザイン

和型は身長の高い石のデザインタイプであることに対して、洋型は横長タイプの石デザインになります。

 

アメリカなどの映画やドラマで海外のお弔いシーンで目にした経験があるかもしれません。
縦に長いタイプではなく、石板やモニュメントのような洋風デザインの墓石を洋型といいます。

 

自由な彫刻が行われることも洋型デザインの特徴になります。

 

洋型デザインの場合は、石に自分や家族の好きな言葉を彫るケースも少なくありません。
中には家族代々のモニュメントのように見えるタイプもあります。

 

刻む言葉としては「和」や「絆」などの漢字一文字から「一期一会」「花鳥風月」などの四字熟語など、家族の好きな言葉や自分の座右の銘、家訓、感銘を受けた言葉などさまざまです。

 

タイプ③個人の好きなかたち

オリジナルデザインの石は自分や家族の希望に合わせて好きにデザインしたタイプになります。
独創性や好みを追及しているタイプの墓石です。

 

たとえば野球が大好きな人の場合、自分が眠る場所のかたちを野球のボール型にもらうケースがあります。
まさにその人、その家族だけのオリジナルデザインです。

 

色ガラスをはめ込んだ造形や、精密な彫刻をほどこしたオリジナルタイプなどもあります。
従来のデザインをベースにして、アレンジをほどこしているタイプの石もあります。

 

自分や家族の「好き」を追求したタイプだと言えるでしょう。

 

墓石の相場金額~デザインによって金額は変わる

一般社団法人全国優良石材店のアンケート調査によると、墓石の価格の全国平均は、160万円ほどで、70~200万円が相場だといわれています。
ただし、50万円ほどで購入できる墓石や、300万円ほどかかる墓石もありますし、地域によって多少の相場の違いがあります。
これはあくまで目安となりますので、資金を準備するときの参考程度に考えるといいでしょう。

 

金額相場を把握するうえで気になるのはデザインや形によって、金額が大幅に変わるのかどうかという点です。

 

基本的に和型のデザインと洋型のデザインは、さほど金額には違いがありません。
仮に石のデザインを和や洋にする場合はおおむね同じくらいの金額になります。
オリジナルデザインで検討する場合は、デザインによって金額がかなり変わってきます。

 

たとえば、自分や家族が海好きで、よくサーフィンや海水浴、船旅などのレジャーを楽しんでいたため、デザインを海の波のかたちにしたいとします。
しかし、海の波のかたちをした墓石は一般的に石材屋などに並んでいませんので、オリジナルデザインとして造ってもらうしかありません。
海の波をモチーフにした場合は、いろいろなデザインのタイプがあり、加工の度合いなどによっても金額が変動します。

 

オリジナルデザインにする場合は、デザインとともに金額についてもよく確認する必要があります。
わからないことがあれば、墓石のオリジナルデザインを扱っている石材店に相談してみるといいでしょう。

 

自分や家族が墓石のデザインを決めるときの選び方

お墓は長くお付き合いする存在だからこそ、墓石のデザインは重要です。
墓石のデザインを決める方法は以下の通りです。

 

家族とよく話し合って墓石のデザインを決める

お墓は自分ひとりのものではありません。
自分の眠る場所であると同時に家族が眠る場所でもあります。
そして、先祖が眠る場所でもあります。自分の子供や孫が管理することになるという点を考えると、子孫のものでもあります。

 

たとえば自分ひとりで「バスケットボールが好きだから」という理由で墓石のデザインを決めてしまうと、家族が納得できない可能性があります。
家族には家族の理想やデザイン、好みがあるので、デザインのせいで家族がお墓に愛着を持てない可能性もあります。

 

独断で決めてしまって、家族から不満が出るとせっかくのお墓に残念な思い出が残ってしまいますので、家族みんなで満足できるデザインは何か、よく話し合って決めましょう。

 

墓石のデザインを決めるときは家族と実際に見て選ぶ

墓石のデザインを決めるときは、石材や参考になる石などを実際に家族と見て回ってはいかがでしょうか。

 

ネットやパンフレットで見て、いいと思った石材でも、実際に見ると質感や色が異なる可能性があります。
和型や洋型も実際に見てみると印象が変わって、別のデザインもいいのではないか、と思えるかもしれません。

 

また、オリジナルデザインの墓石を準備する場合は、実際にいろいろな石材やデザインを見て回ることで、自分や家族の希望が固まったり、着想を得られたりする可能性があります。

 

墓石を家族と見て回ることで、あらためてお墓について自分や家族の考えを伝え合ういい機会にもなります。

 

地震対策や見積もりなども確認して墓石のデザインを決める

墓石購入後の地震や台風による破損や倒れはリスクのひとつです。
墓石が倒れやすいと地震や台風のたびに、はらはらした気持ちになることでしょう。

 

墓石のデザインを決めるときは好み以外にも、雨風といった天候などの要因への強さや、台風や地震の際のリスクも考えて決めましょう。

 

墓石デザインを決めるときは見積もりを比較する

墓石を購入するときに重要なポイントとしては金額もあります。
似たデザインでも会社によって見積もりが異なることは珍しくありません。

 

和型や洋型などの場合はいくつか気になるものをピックアップして、見積もりも参考にしながら家族と話し合ってはいかがでしょうか。
お墓は長くお付き合いする存在ですから、デザインだけでなく金額的にも納得できる墓石を選ぶことが重要です。

 

オリジナルデザインの場合も、デザインだけでなく金額について相談しながら決めることがポイントになります。

 

特にオリジナルデザインの墓石は、実際にデザインの希望を出してみないと金額が把握しにくいという特徴があります。
見積もりを取って、金額と希望するデザインとのバランスを取ることを意識することがポイントです。

 

まとめ

墓石の金額は、墓石を選ぶ上で大きなポイントになりますが、金額だけで選ぶのではなく、建てたあとにも相談できる石材店を選ぶことも重要です。
家族とよく話し合い、長いお付き合いができる墓石を選びましょう。

 

この記事を書いた人
One's Ending編集部
関東の遺品整理専門会社(株)ワンズライフのメディア編集部です。 遺品整理、生前整理、空家整理に関することから、終活、相続税に関することまで。人生のエンディングにまつわる、役に立つ情報やメッセージをお届けしていきます。
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