遺品整理・生前整理の現場から~ぷちゴミ屋敷とセルフネグレクト問題のイメージ画像

2022.10.07

遺品整理・生前整理の現場から~ぷちゴミ屋敷とセルフネグレクト問題

ゴミ屋敷とは、建物の内外に大量のゴミがあふれ、そのまま放置されている状態をいいます。
ゴミ屋敷の状態にまで至ってしまう背景の一つにセルフネグレクト問題があり、防止するには身近な人の援助や地域社会による見守りが必要とされています。

今回は、アパートの大家さんにご依頼いただいたゴミ屋敷の片付け事例とともに、ゴミ屋敷の背景にあるセルフネグレクト問題について解説します。
遺品整理・生前整理の専門業者「ワンズライフ」が行うサービスについてもご紹介していますので、ゴミ屋敷の片付けに対応可能な業者を探している方もぜひ参考にしてみてくださいね。

【事例】アパートの一室がゴミ屋敷状態に

新聞やテレビ報道などでもよく取り上げられるゴミ屋敷の問題。
住宅の内外がそのような状態になってしまう原因はさまざまあるでしょうが、ゴミ屋敷となってしまった部屋はそう簡単にはきれいになりません。
住んでいる方が片付けられないためにゴミがあふれた状態になっていることを考えると、片付けを専門とする業者に依頼しない限り、きれいな部屋に戻ることはないように思います。

 

遺品整理・生前整理の専門業者「ワンズライフ」では、日々さまざまな現場へ伺い、ご依頼者様のご要望に沿ったサービスをご提供しています。
今回ご紹介する事例は、貸したアパートの一室がゴミ屋敷状態になってしまっていたという大家さんからのご依頼です。

 

そこに住まれていた方は行方がわからなくなってしまったそうで、残されたのは大量のゴミが放置されたままのお部屋。
大家さんは「まさか部屋の中がゴミ屋敷状態になっているとはまったく気づかなかった」と嘆き、大変困っておられました。

 

実は、ゴミ屋敷の片付けは多くの場合、不動産管理会社や大家さんからご依頼をいただきます。
ゴミ屋敷状態にしてしまった本人が元のきれいな状態に戻すことは難しいため、賃貸住宅では今回の事例のように室内にゴミを放置したまま行方知らずとなってしまうことが多く、結果的に管理会社や大家さんが後始末をしなければならなくなるということです。

 

ゴミ屋敷の片付け方や業者依頼時に重視したいポイントは以下の記事でも詳しくご紹介しています。
本記事とあわせて参考にしてみてください。

 

ゴミ屋敷からの引っ越し 片付け方と業者依頼のポイントをご紹介

 

ゴミ屋敷の背景にあるセルフネグレクト問題

セルフネグレクトとは、衣食住といった通常の日常生活を維持するために欠かせない行為を放棄し、自身の健康や安全が損なわれることをいいます。

 

セルフネグレクトになると自分が暮らす部屋をきれいに整える意欲や能力がなくなるため、いつのまにか部屋中にゴミがあふれ、気づけば足の踏み場もないようなゴミ屋敷状態になることがあります。
つまり、ゴミ屋敷をつくってしまう背景の一つには、セルフネグレクト問題があると考えられます。

 

セルフネグレクトといえば、一人暮らしの高齢者を想像する方が多いかもしれません。
しかし、近年は若者のセルフネグレクトも珍しくなく、過度な仕事やコミュニケーション不足による孤立、経済的困難や将来への不安からセルフネグレクトになってしまうケースも少なくありません。
年齢に関係なく、今や誰もがセルフネグレクトに陥る可能性があるのです。

 

セルフネグレクトを防ぐためには、身近な人からの声かけやサポート、自治体や地域ボランティアによる見守りの活動などが欠かせません。
周囲が支援する仕組みをつくり、孤立している人やゴミ屋敷状態になっている人の状況を把握し、その人に必要なサポートを行なっていくことが求められています。

 

セルフネグレクトの原因や対策については以下の記事でも詳しくご紹介しています。
本記事とあわせて参考にしてみてください。

 

セルフネグレクトとは?原因や心理、対策事例で孤独死を防ぐ

ゴミ屋敷の片付けにも対応するワンズライフ

ワンズライフの主な業務は遺品整理・生前整としていますが、ゴミ屋敷の片付けやクリーニングなどにも対応しています。
ゴミであふれてしまった室内から「必要な物」と「処分する物」をしっかりと分別し、部屋の状況によっては消臭や消毒、ルームクリーニングまで行います。

 

また、ワンズライフではご本人様以外からのご依頼もお受けしています。
特にゴミ屋敷状態のお家に住まれていた方の場合、ご自身で片付けの手配をするのが困難な方もいらっしゃるでしょう。
遠方に住まれているご親族の方や成年後見人の方、または地域包括支援センターや福祉施設のご担当者様など、ゴミ屋敷の片付けに関するご質問・ご依頼はワンズライフまでお気軽にお問い合わせください。

まとめ

不動産管理会社や大家さんからのご依頼が多いゴミ屋敷の片付け。
今回ご紹介した事例も大家さんからのご依頼で、まさか部屋の中がゴミ屋敷状態になっているとは思わなかったと嘆いておられました。

 

ゴミ屋敷の状態になってしまう背景にはさまざまな事情があり、その一つがセルフネグレクト問題だといわれています。
すでに多くの自治体でセルフネグレクトや孤独死を防ぐための取り組みが行われていますが、まだまだ隠れゴミ屋敷、ぷちゴミ屋敷は数多くあるように思います。

 

遺品整理・生前整理の専門業者「ワンズライフ」では、ゴミ屋敷となってしまった部屋の片付けにも対応し、プロならではの清掃作業できれいな状態にお戻しいたします。
まずはお気軽にご相談ください。

この記事を書いた人
One's Ending編集部
関東の遺品整理専門会社(株)ワンズライフのメディア編集部です。 遺品整理、生前整理、空家整理に関することから、終活、相続税に関することまで。人生のエンディングにまつわる、役に立つ情報やメッセージをお届けしていきます。
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