2017.05.09 (2021.01.07 One's Ending編集部 加筆)
終活の意味とは?いつから始める?おすすめのやり方とメリット
日本人の平均寿命は男性が80.75歳、女性は86.99歳(2015年度)となり、世界でも類を見ない高齢社会となりました。
しかし、寿命が長くなったとしても、終焉のときは必ず訪れます。
たとえ若くても、病気やケガなどによって命を落とすかもしれません。いつそのときを迎えるかは、誰にも分からないのです。
そのようなことから、生前から終焉に向けて財産や持ち物の整理、お墓の準備をする「終活」を始める方が増えていることをご存知でしょうか?
この記事では、終活を考えている方に対して、具体的な進め方やメリットをわかりやすくお伝えします。
終活の意味とは?
終活という言葉は、2009年に週刊朝日が造った造語だといわれています。
次第に知名度が上がり、2012年には「キラキラネーム」や「美魔女」とともに、新語・流行語大賞にノミネートされました。
この言葉が誕生した当初は、遺族のために生前より遺言書を作成したり、遺産相続の準備をする、または自分が希望するように葬儀内容を取り決めたり墓を用意するなど、終焉に向けた活動を意味していました。
しかし、近年では「人生のエンディングを想定することで自分を見つめ、自分らしく生きるというための活動」というように、ニュアンスが変わってきています。1)
変わりつつある終焉に対する考え
これまで日本では、宗教上の概念などから、死に関する話はタブー視されてきました。
しかし、医学が発達により延命治療が可能になったこと、入院によりベッドで亡くなる人が8割にものぼること、老人ホームにおける看取り介護の充実、ひとり暮らしの高齢者による孤独死の問題などにより、最近では「死の話は縁起が悪い」という風潮が薄れてきています。
それに伴い、終焉の場所や死後について考える方が増え、終活への意識が高まったといわれています。
終活をする人が増えている
2015年に墓石の会社を紹介するサイトが実施した調査によると、全体の約3割の人が「終活」を行っていたことがわかりました。
その内訳は「自分の荷物を片付けしておく」がもっとも多く、ほぼ同率で「お墓を建てておく(場所を決める)」、「財産相続をまとめる」と続くなど、具体的な策がとられていることがわかります。2)
実際に終活を行っている方のエピソード
次に、実際に終活を行っている方のきっかけやエピソードをご紹介します。
・兵庫県在住、50代女性
友人の誘いで終活セミナーに参加したことがきっかけで、自身の終活について積極的に取り組むようになりました。
具体的には、認知症になった時に備えて医療に関することと、お墓のことをノートに直筆で書き留めています。
まだ身体も自由に動き、意志もはっきりしているので危機感は浅く、日々思いや考えに変化はありますが、大まかな部分では自分の方針や向かう先が変わるものではないので、活字にして意向を残しておくことで気持ちが楽になりました。
・青森県在住、40代男性
昨年急に60代の母親が他界したのですが、葬式やその後の遺品整理の際に印鑑や保険証書といったものを何処に置いているのか全くわからず、またクレジットで購入している洋服などの支払いが次々届くなど残った人間の負担が多くありました。
そこで家族で話し合い葬儀屋の互助会へ家族で加入しそれぞれの現在の資産と負債、自分達が亡くなってから必要となる書類をまとめたノートを用意してそれぞれに教えておくようにしました。
これにより、お互いが今どの程度の資産と負債があり今後どのようにしたら安心して最後を迎えられるのかが明確に理解することができ、気持ちにもすっきりした開放感を得ることができました。
終活はいつから始めるべき?
若い人が描く“ライフプラン”も、一種の終活と考えることができる通り、何歳から始めてもよく、早ければ早いほどライフビジョンは描きやすいでしょう。
そうはいっても「実際にほかの人はいつから終活を始めているの?」と疑問に思う方もいるのではないでしょうか。
まずは、多くの方が終活を始める年齢について見てみましょう。
終活は60~70代で始める人が多い
マーケティングリサーチ企業である楽天インサイト株式会社が行った「終活に関する調査(2018年)」によると、“終活を始めたい年齢”として、20.5%の方が「60~64歳」と回答しました。
その次が「65~69歳」、3番目に「70~74歳」と続きます。
〈終活を始めたい年齢〉
・29歳以下……0.5%
・30~39歳……1.7%
・40~19歳……4.9%
・50~59歳……12.4%
・60~64歳……20.5%
・65~69歳……21.6%
・70~74歳……18.1%
・75歳以上……7.3%
この調査では、終活を始めたい年齢は60~70代が圧倒的に多いことがわかります。
次に、“実際に終活を始めた年齢”について見てみましょう。
別のマーケティングリサーチ企業が行った「終活についての意識や考え方のアンケート(2018年)」では、終活の実施率について調査を行っており、このアンケートでは、終活の実施率は60代が33.3%、70代が50.1%となっています。
〈終活の実施率〉
・20代……9.0%
・30代……8.5
・40代……8.7%
・50代……18.2%
・60代……33.3%
・70代……50.1%
これらの2つの調査の結果から考えると、多くの方が終活を考え始める、もしくは実際に行う年齢は「60~70代」であるということがわかります。
ですので、終活を始める年齢に迷ったときは、気力・体力がしっかりしている60代のうちに始めるのが良いでしょう。
年齢に関係なく「やろう」と思ったタイミングで始めるのもおすすめ
冒頭でもご説明した通り、終活とは、単に人生の最期に向けての準備を行うことではなく、今後の人生をより自分らしく生きるというための活動でもあります。
そのため、60~70代という年齢を目安にする以外に、自分が「やろう」と思い立ったタイミングで始めるのも良いでしょう。
突然破産相続やお墓の購入から始めては周囲が驚くと思いますので、まずはエンディングノートを書くことや、身の回りの整理から始めるのがおすすめです。
それがひと段落してから、年代に応じて活動範囲を広げてみてはいかがでしょうか。
近頃は、「老前整理」という考え方も浸透しつつあります。
【関連記事】40代・50代からの「老前整理」でセカンドライフに備えよう
なお「終活をしたいが始めるきっかけがつかめない」という方は、以下のタイミングを目安にしてみるのもおすすめです。
タイミング①定年退職をきっかけに
会社勤めを終え、時間的な余裕ができるタイミングで終活を始めてみるのも良いでしょう。
セカンドキャリアを迎えるにあたり「今後どのような人生を歩みたいのか」を考えるうえでも終活は有効な手段です。
タイミング②身近な方の死に遭遇したとき
配偶者や親族など、身近な方の死をきっかけに終活を始める方もいます。
また、同級生や古くからの友人といった同年代の方が亡くなった知らせを聞いて死を意識し、終活を思い立つ方も多いようです。
タイミング③病気を患ったとき
自分自身が病気を患ったことをきっかけに、終活を始めようと思う方も少なくありません。
これまで元気だった自分が病気になったことで「万が一のことを考えるようになった」「家族や周りの人に迷惑をかけたくない」と終活を実施する方もいます。
終活の具体的な内容とおすすめのやり方
それでは、終活の具体的な内容を解説していきます。
エンディングノートを書く
終活を始めるにあたって、まず準備しておきたいのが「エンディングノート」です。
エンディングノートとは、家族や周囲の人に伝えたいことを書き留めておくノートのことをいいます。
書き方や様式に決まりはありませんので、手持ちのノートを利用するほか、市販されているものを購入するのも良いでしょう。
最近ではインターネット上で無料配布されているものもありますので、ダウンロードして活用するのもおすすめです。
ただし、エンディングノートは遺言書と違って、法的な拘束力はありません。
遺産の配分や相続の内容を細かく決めておきたい場合は、エンディングノートとは別に遺言書を作成しておきましょう。
【関連記事】エンディングノートとは何?メリットやオススメの選び方と書き方を解説
エンディングノートに書く内容
エンディングノートには、終末期や死後に向けて、「延命治療は希望しない」「葬儀は家族身内だけで知り行う」など、様々な判断や手続きを進めるために必要な情報を残すだけでなく、「終焉までに何をすべきか」も記します。
具体的に書いておきたい内容は、以下の6項目です。
① 自分自身のこと
生年月日や本籍地、家系図など、自分自身のことを詳細に書き記しておくことで、万が一のことがあったときに行政への手続きがスムーズにできます。
同時に、生まれてから現在までの人生の流れを自分史として書くと、これまでの人生の振り返りもできるのでおすすめです。
〈書いておきたい内容〉
・名前、生年月日
・血液型
・住所、本籍地、マイナンバー
・家系図
・趣味や特技
・人生観
② 友人や知人の連絡先
入院になったときや、葬儀のときに知らせてほしい友人の連絡先を一覧にして書いておきます。もし知らせてほしくない人がいれば、そのことも書いておくと良いでしょう。
③ 財産に関する情報
財産に関する情報をまとめておくと、死後の相続手続きがスムーズになります。
また、これからの人生のマネープランを考えるうえでも大いに役立つでしょう。プラスの資産だけでなく、借入金やローン残高など、マイナスの負債についても書いておきます。
〈書いておきたい内容〉
・預貯金の残高や銀行名、口座番号
・所有不動産
・有価証券
・生命保険や医療保険の加入状況
・年金番号や加入状況
・骨とう品や美術品の有無
④ 医療や介護に関する要望
突然の事故や病気で、自分の意思を家族に伝えられない可能性もあります。
医療や介護に関する希望についても具体的に書いておくと良いでしょう。
〈書いておきたい内容〉
・かかりつけの病院や持病の有無
・いつも飲んでいる薬
・延命措置を希望するか
・終末期医療についての考え
⑤ 葬儀やお墓の希望
以前は「死」について語るのはタブーとされていたため、お墓や葬儀について家族で話し合う機会はあまりありませんでした。
そのため、信仰宗教やお墓について聞く前に亡くなってしまい、残された家族が手続きに困るケースも少なくありません。
自分のためにも、家族のためにも、以下のような内容を記載しておくことをおすすめします。
〈書いておきたい内容〉
・宗派、宗教
・葬儀形式の希望
・遺影写真の指示
・葬儀社の指定の有無
・戒名、法名、法号について
・お墓の有無、すでにある場合は名称や所在地
・墓地の継承者
⑥ 家族や周囲の人へのメッセージ
エンディングノートは、遺言書と違って法的な拘束力がない分、自分の思ったことを自由に書き記せます。
家族や友人への感謝の言葉や思いなどをメッセージにして残しておくのも良いでしょう。
エンディングノートはライフプランの設計にも役立つ
平均寿命まで生きることを想定し、現在の年齢からその年齢に達するまでに、何をすべきかを考えます。
年齢を重ねれば、就職・結婚・出産というライフステージは少なくなりますが、人生はそれだけではありません。
老いを受け入れながら、いかに楽しんで生きるかということがテーマとなるでしょう。
たとえば、「老後に世界旅行に行く」という目標を立てたとします。
そのためにはお金を貯めたり、体力をつけたりする必要があり、自然と「現在何をすべきか」が見えてくるはずです。
すると、目標に対する“プロセス”と“手段”がエンディングノートに記されていきます。
つまり、エンディングノートとは、終わりのためではなく、自分を見つめて未来を照らすために役立つノートなのです。
一度で完璧に書く必要はない
「終活」という言葉の普及とともに、エンディングノートの認知度も高まりました。
しかし、エンディングノートを知っている方の中で、実際にノートを書いているという方は、わずか3.7%しかいないことをご存知でしょうか。(地方経済総合研究所「『終活』に関する意識調査」より)
エンディングノートを書く方が少ない理由としては、締め切りがないことで「いつかやろう」と先延ばしになりやすいことのほか、日本人は真面目で勤勉なため「丁寧に書こう」「一気に書き終えよう」と思うことでモチベーションが続かなくなってしまうことも挙げられます。
【関連記事】エンディングノートを書く人が増えない意外な理由
エンディングノートは、一度で全部書き終える必要はありません。
「完璧に書こう」と思うのではなく、自分が書きやすい項目から、書ける部分から埋めていくことが、エンディングノートを挫折せずに長く続けるコツです。
お金の準備
お金については「生きている間に必要なお金」と「終焉後に向けた整理」に分けて考える必要があります。
【生きている間に必要なお金】
高齢になると病気やケガを負ったり、介護を受けたりする必要性が高くなります。
それらを現在加入している保険で対応できるのか、他にいくら必要なのかを算定してみましょう。
すでに65歳以上の方は、お近くの地域包括支援センターに出向いて、介護保険制度やサービスについて尋ねてみるのもおすすめです。
介護が必要な状態になれば、現在お住いの住居の使い勝手が悪くなることもあります。
他の家に引っ越したり、老人ホームなどに転居したりしなくてはならない可能性も出てくるでしょう。
それらにかかるお金を貯蓄や年金でまかなえるか、足りない場合は何を削るべきかを整理することで、概算でいくらくらい必要か明確にできます。
【終焉後に向けた整理】
相続が必要な人は、あらかじめ財産の確認をしておかなくてはなりません。
また、財産分割を希望する場合は、遺言書の作成が必要です。以下に、遺産相続の対象となるものと留意点を図にまとめました。3)
遺産相続の対象 | 留意点 |
---|---|
家、土地など | 権利書を用意。自分の名義になっているか確認 |
銀行の預金通帳 | すべての口座が揃っているか、印鑑があるか確認 |
株などの有価証券 | すべての有価証券が揃っているか確認 |
自動車 | 購入6年以内であれば財産となる |
貴金属類 | 形見分けができるように整理 |
借金 | 住宅ローン、クレジットなどの支払い残高と完済日を確認 |
なお、生命保険金に関しては受取人が決まっているため、民法上は相続財産とされていません。
ただし、税務申告上、被相続人の死亡を原因として相続された財産(みなし相続財産)は、相続税が発生しますので注意が必要です。3)
身の回りの整理整頓
人は、生活していくうちに、たくさんの物が増えていきます。
その中には、遺族にとって処分に困る物が含まれていることも多く、仕分けも処分も大変です。
そうした手間を省くために、今から必要なものとそうでないものを整理しておきましょう。
捨てる基準の目安は「2~3年使っていないもの」「それほど愛着がないもの」です。
読むことがない本、聞くことがないCD、着ない衣類、クレーンゲームで取ったマスコット人形などは、捨てるかリサイクルショップで処分します。
整理することで、不要なものが思わぬ高値を付けるかも知れません。
すべての荷物を処分する必要はなく、思い入れのあるものや、判断に迷うものは残しておきます。
収納する際は、どこに何が入っているかわかるようにラベルなどを付けたり、メモを残しておくのがおすすめです。
こうして整理することで家もスッキリとし、昔を振り返ることもできるでしょう。
デジタル終活も忘れずに行う
物の整理をする際に、忘れてはならないのが「デジタル終活」です。
デジタル終活とは、パソコンやスマートフォンなど、インターネット上にあるデータを生前に整理しておく活動をいいます。
最近ではネット銀行や仮想通貨など、電子上でさまざまなやり取りができるようになりました。
また、TwitterやFacebook、LINEといったコミュニケーションツールが増え、友人との連絡も、手紙ではなくこういったツールを利用している方が増えています。
しかし、パソコンやスマートフォンはロックをかけている場合が多く、その方が亡くなってしまうと、家族は一切中身を確認することができません。
すると、月額利用しているサービスが解約できなくなってしまうほか、株や投資を行っている場合は操作できないことで損害額が増えてしまう可能性もあり、遺産相続にも大きな影響を与えます。
このようなトラブルが起こって家族を困らせないためにも、あらかじめデジタルデータを整理しておきましょう。
〈デジタル終活のやり方〉
① データの整理……不要なメールや写真は削除し、残しておきたいデータは目印をつけたり、フォルダを作成したりして第三者が見てもわかるようにしておく。
② ID、パスワードの管理……SNSアカウント、ネット銀行、ネット証券などのID・パスワードを一覧にして、別の場所に書き記しておく。エンディングノートを活用するのもおすすめ。
③ 月額課金サービスの解約方法なども記載……加入しているサービスや解約方法、年会費がかかる場合は更新日など、家族にわかるように書き記しておく。
デジタル終活を行う上の詳細なやり方や注意点は、ワンズライフのこちらの記事でも詳しく解説しています。
【関連記事】今すぐ始めたい、デジタル終活の進め方
お葬式・お墓の準備
事前準備によって葬儀の落とし穴を回避できる
2017年度に発表された日本消費者協会の調査によると、葬儀にかかる費用の総額は約196万円となっています。
調査方法には賛否両論ありますので目安としてほしいのですが、いずれにせよ、葬儀費用は決して安いものではありません。
その理由は、葬儀の特異性にあります。4)
葬儀は、結婚式のように何か月も前から念入りに打ち合わせをして行われるものではなく、突発的に必要となる儀式です。
病気などで余命を宣告されていても、家族としては、葬儀のことを事前に考えるのは忍びないもの。
亡くなってからだと、十分に葬儀業者や内容を検討する時間などなく、結果、葬儀業者の主導で話が進み、高額な請求を受けることになるのです。
事前に打ち合わせできていれば、予算や内容を決めることができますし、自分で取り決めることで、遺族が気を使って必要以上にお金をかける必要もありません。
適正な価格で葬儀を行うためにも、生前に見積もり取って、必要以上に出費するという「葬儀の落とし穴」を回避しましょう。
葬儀に案内する人を明確にしておく
携帯電話の発達により主要な連絡先はメモリーされているとはいえ、誰を葬儀に呼ぶかを判断するのは遺族にとって難しい問題です。
日頃より交流のある人や、お世話になった人などのリストを作っておき、エンディングノートに書いておくと、遺族がスムーズに連絡できます。
自分らしいお墓を用意する
最近では「〇〇家の墓」といった昔ながらの墓石ではなく、バイク型、車型、動物型、ギター型など、自分の職業や趣味をデザインに取り入れたお墓を作る人が増えています。
「どうせいつか必要になるものだから」と割り切って、生前からディテールにこだわったお墓を作っておくと、死に対する恐怖が少しだけ和らぐかもしれません。
なぜ必要?終活を行うメリット3つ
「家族に迷惑をかけたくない」という理由から終活を思い立つ人は多いでしょう。
しかし、終活はご自身にとっても十分メリットがあります。
ここでは、終活に取り組むことで自分自身が得られる代表的なメリットを3つご紹介します。
メリット1:自分のことを自分で決めることができる
団塊の世代が高齢者となる2025年には、5人に1人は自己判断が難しい認知症になると想定されているほど、認知症を患う方が増えています。
重度な認知症になってしまっては、遺産相続やどのような葬儀にするかを決定することはできません。
前もって終活をすることで、自分のことを自分で決めることができるのです。
メリット2:これまでの自分を振り返ることができる
自己を振り返る機会は、意外と多くありません。
しかし、一旦立ち止まって自分を見つめ直すことは、今後を生きるためにも重要なことです。
「これまで自分は何をしてきたのか」「どんな夢を持っていたのか」「そのためには何をすべきか」など、過去を整理することは、自分を振り返ることでもあります。
終活を行うことでこれまでの自分を振り返り、新たな目標に向かって歩むことができるのです。
メリット3:新たなチャレンジのチャンスとなる
年齢を重ねると体の不調を起きやすく、新しく何かを始める気力もわきにくくなります。
昔は興味を持っていたことややりたかったことも、いつしか記憶の片隅に追いやられがちです。
しかし、新しいことを始めるのに年齢は関係ありません。
与えられた時間が限られているからこそ、後悔しない人生を送るべきではないでしょうか。
終活は、新たなチャレンジをするチャンスでもあるのです。
まとめ~終活は未来を明るく照らす~
終活は従来の死を語るような暗さはなく、むしろ、これからの人生を前向きに考えるためのポジティブな行動です。
「誰にでも終焉は訪れるもの」それを受け入れて事前に準備をすることで、安心して生活できます。
家族に対する感謝の意とともに、人生の終焉について考え、それに向かって前向きに生きる終活を実践してみてはいかがでしょうか。
出典
1)一般社団法人終活カウンセラー協会
http://research.lifemedia.jp/2014/02/140219_endingnote.html
2)墓石コネクト
https://boseki-connect.com/report/62/
3)相続弁護士ナビ
https://souzoku-pro.info/columns/35/#content_0
4)日本消費者協会の出版物
5)厚生労働省
https://info.ninchisho.net/archives/2666
おすすめ記事