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2018.10.10

デジタル終活の進め方!スマホやパソコンの整理方法

今やパソコンやスマホは、日本人の生活に欠かせない必須アイテムになっています。
インターネット上で買い物も支払いもできるほか、外国為替証拠金(FX)や仮想通貨など、投資や金銭の取引も行うことができる便利な道具です。
しかし、それらは画面の中だけでやり取りされるため、何を行っているか家族に知らせていなければ、その存在に気づかれることがなく、死後に大変な損害が発生する場合があります。
遺族に迷惑をかけないためにも、生前からデジタル終活を始めましょう。
この記事では、デジタル終活の進め方と、スマホやパソコンの整理方法などを詳しくご紹介いたします。

デジタル終活とは

デジタル終活とは、死後を想定して、生前よりインターネット上やパソコン・スマホの中などを整理することです。

現代社会は電子化が進み、銀行に足を運ばなくても、ネット上で振り込みや残高確認ができます。

とても利便性の高い時代になりました。

しかし便利さの裏には危険も潜んでおり、悪質なウィルスがばらまかれたり、アカウントが乗っ取られたりするなどの被害が実際に報告されています。

 

トラブルを防ぐためには、しっかりとしたセキュリティが必要ですが、家族などにパスワードやIDを知らせずに亡くなった場合、ロックを解除できず金融取引などで不都合が生じたり、家族への秘密がばれてしまうことがあります。

そうした事態を招かぬよう、生前のうちにデジタル機器の情報を整理しておきましょう。

 

なぜデジタル終活が必要なのか

デジタル終活が必要な理由は、主に以下の3つです。

把握していないことによる金銭的な損失

ネットを通じて定期購読している商品やサービス、アプリなどを一度契約すると、契約者が解約しない限り毎月引き落としが続いてしまいます。

また、投資などを行っている場合は、株価の暴落などによって親族が損害を負うこともあります。

 

金銭的要因による相続トラブル

ネットバンクやネット証券が発達し、パソコン上で金銭のやり取りが広く行われています。

しかし遺族がネットバンクやネット証券の口座やID、パスワードなどを知らず、ネット上の情報にアクセスできないと財産が相続できない、最悪の場合には負の遺産の場合でも財産放棄ができないなどの恐れがあります。

 

知られたくない部分の発覚による心理的打撃

中には、人に知られたくないもう一つの顔を持っている人も少なくありません。

没後に父親の女装癖を知ったり、良妻賢母と言われていた女性に他の男性がいたことが発覚したら、遺族は相当なショックを受けるでしょう。

遺族を傷つける「証拠」は処分して、秘密は墓場まで持って行かなければなりません。

 

整理するべきデジタル遺品

それでは、今すぐにでも整理するべきものには何があるでしょうか。

オフラインデータ(写真や文書類)

あなたが見られて不都合な写真や文章類は削除するか、ログイン画面にパスワードをかけて開くことができないようにしたうえで、目に触れることがない場所に保管します。

逆に家族との思い出の写真や仕事上必要な書類などは、内容をまとめて整理したうえでデスクトップにフォルダやショートカットを作成するなど、目につきやすい場所に設置しておくようにしましょう。

 

ちなみに突然身内が亡くなったときは、葬儀の準備に忙しく、ゆっくりと遺影に使う写真を選んでいる時間がありません。

日ごろから遺影に使ってほしい写真を選び、「この写真がお気に入り」など、さりげなく家族に伝えるとともに、分かりやすい場所に保管しておくことをおすすめします。

 

また、デジタル遺品に関する具体的な詳細を知りたい方は下記をご覧ください。

【関連記事】デジタル遺品とは?パソコンやスマホに残るデータの遺品整理・生前整理

 

オンラインデータ

SNS

「もし自分が死んだら、ツイッターやブログ、インスタグラムなどのSNSはどうなってしまうのだろう?」と考えたことはありませんか。

結論から言えば、更新が途絶えても運営会社が独自の判断で消去することはなく、永遠にアップロードされ続けます。

同じくネットサービスや金融取引なども、本人や家族からの連絡がない限り凍結されません。

そのため、亡くなった後に残されたままのアカウントが乗っ取られたり、犯罪に利用される恐れもあります。

 

いくら通帳や金庫にお金や貴重品が入っていても、印鑑や暗証番号、鍵やロックナンバーが分からなければ出し入れできないように、電子媒体にとってIDやパスワードが重要な鍵になります。

自分が亡くなった後、家族が操作できるように、どのようなオンラインデータがあるか把握しておくことが大切です。

不必要な物はあらかじめ閉鎖しておき、必要なものについては、IDやパスワードをエンディングノートなどに記し、事前に対策しておきましょう。

 

デジタル終活の進め方

デジタル終活は断捨離と同じです。

必要なものを残して、いらないものはバッサリと捨てます。

注意したい点は、必要なものまで消去しないこと。

勢いあまってデータを消してしまうと、復元には時間やお金がかかりますし、最悪の場合は元に戻せないこともあります。

大事なデータを消去する場合には、一旦落ち着いて考えるようにしましょう。

 

リスト化する                   

デジタルと言っても要領はモノの整理と同じですので、デジタルデータの棚卸をして必要なもの、不必要なものに分けます。

どんなものが残されているか、一旦デジタル遺品を書き出してリスト化してください。

まずは重要性に関係なく現在あるデータを書きだし、次に残すものと消去するものを選ぶ流れにすると、スムーズに整理できます。

※リスト化の例

残したいレベル 内容 保管場所 処分方法 ID/PW
★★★★★ 進行中の仕事のデータ PC 会社に引継ぎ  
★★★★★ ネット口座 PC 解約  
★★★★★ ネット金融資産 PC 解約  
★★★★★ 仕事仲間と共有のクラウド PC 会社に引継ぎ  
★★★★ 思い出の写真、動画など PC/スマホ SDカードに保管  
★★★★ 住所録、メール履歴、チャット履歴、通話履歴など PC/スマホ SDカードに保管  
★★★ 定額サービスの契約 PC/スマホ 解約  
★★★ SNS(LINE・Twitter・facebook・instagram等)やブログ、ホームページなど PC/スマホ 閉鎖  
★★ 研究成果やコレクション PC 消去  
★★ 非公開のオンラインストレージ PC 消去  
消去 浮気の証拠、性的な写真や動画、相手を選びそうな趣味のファイルなど PC/スマホ  
放置 その他のファイル、写真など PC/スマホ  
放置 会員サービスのアカウント、購入履歴など PC/スマホ  

 

家族に知らせておきたいものと知らせたくないものとに仕分けする

誰にも知られたくない秘密の一つや二つはあるもの。

「知らぬが仏」と言う言葉がある通り、家族にとってショッキングな事実は、生前のうちに消去しておきましょう。

逆に金融取引など、お金に関する情報は家族に知らせておかなければなりません。

 

ネット銀行を含む金融機関は、死亡が確認されると口座が凍結されるので、葬儀費用を賄いたい場合は、できるだけ早く対応する必要があります。

もっとも気を付けたいのは、外国為替証拠金(FX)取引や、仮想通貨などの投資です。

そのまま放置し続けると大損害が生じたり、逆に時価が上がることで相続税がかかるなど、思わぬトラブルに発展するケースもあります。

 

知らせておきたいものの残し方

アナログな方法ですが、紙に書いて残すのが一番分かりやすく保管しやすいです。

保管場所や、誰に依頼するのか、どのように管理するのかなど、しっかりと詳細をエンディングノートや遺言書などに残しておいてください。

 

IDとパスワードの管理

セキュリティ上の理由から、登録しているIDやパスワードを第三者に知られない工夫が必要になります。

できればIDやパスワードを書いた紙を金庫など安全性の高い場所で保管するのが安心です。

エンディングノートに記入する場合でも、パスワードをヒントだけにするなど、一目見ただけではわからないようにしましょう。

また、エンディングノートなどには、遺族が困らないよう、ネット銀行や外国為替証拠金(FX)、仮想通貨の具体的な解約方法を書き出しておいてください。

 

クラウド管理はやめましょう

クラウドとは、インターネット上にデータを保存してくれるサービスです。

使用者が亡くなったまま放置されている場合、不正アクセスされてデータ流出する可能性もあり危険ですので、終活を考えている方は利用を控えた方がよさそうです。

 

大手ポータルサイトでは、生前準備を助けてくれるサービスが開始されています。

Yahoo!では終活サービスとして、葬儀の手配や墓探しにプラスし、自分が亡くなった後、メッセージを友達や家族へ送ったり、課金を有料サービスで止めたりするなどサポートするほか、「Yahoo!ボックス」のクラウド内の内容を削除してくれるサービスを実施しています。

 

Googleは、Googleアカウントの処理機能として「アカウント無効化管理ツール」をリリースしています。

一定期間アカウントへのアクセスがない場合は、アカウントを抹消したり、指定した相手へGメールやGoogle+のコンテンツなどを託すことが可能です。

発動までの空白期間が3〜18カ月と長めなので、死の直後に機能することはできませんが、そのまま放置される心配は軽減されます。

どうしてもクラウドを利用したいのであれば、こうしたサービスを活用するのもよいでしょう。

 

知られたくないものの隠し方

いくら巧妙に隠しても、何かをきっかけに発見されてしまうことがあります。

知られたくないものは、隠すのではなく消去する」。これが鉄則です。

どうしても残したいのであれば、パソコンではなくスマートフォンに残してください。

スマホのセキュリティは高いため、設定者でなければ解除できません。

指紋認証は指先一つですべて解除されますので、必ずパスワードを設定してください。

 

まとめ

パソコンやスマホのデータは、本の山のように増えてもかさばらないため、気が付くと膨大な量になっていることがあります。

失意の中にいる遺族が、雑然とした中から必要なデータを見つけるのは至難の業です。

 

デジタル終活は日ごろからの整理整頓が基本です。

年に1度を目安に、誰が見てもわかるように情報の整理することをお勧めいたします。

この記事を書いた人
One's Ending編集部
関東の遺品整理専門会社(株)ワンズライフのメディア編集部です。 遺品整理、生前整理、空家整理に関することから、終活、相続税に関することまで。人生のエンディングにまつわる、役に立つ情報やメッセージをお届けしていきます。
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