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2023.11.10

終活で自分史を作りませんか?書き方の手順やポイント

人生の終末について考え、最期に向けたさまざまな準備を行う「終活」。
そのなかには自分が歩んできた過去を「自分史」として記し、これまでの人生をあらためて振り返ったり、残りの人生をどう自分らしく生きていくかを考えたりする活動もあります。

しかし、いざ自分史を作ろうとしても、具体的に何を書けばよいのかわからない方も多いのではないでしょうか。
自分史に「こうやって書かなければならない」という決まりはないものの、書き方やコツを押さえておくことで、より内容の濃い自分史を作れるはずです。

今回は、終活の一環として取り入れたい「自分史」について、書き方の手順やポイントをわかりやすく解説します。

自分史とは〜エンディングノートとの違い

自分史(じぶんし)とは「自分の歴史」のことで、これまでの人生における出来事を時系列でまとめたものです。
いつ何が起きたのか、その時に得た知恵や教訓も含めて文章にまとめておくと、自分が亡くなった後も家族や友人に対してメッセージを届けられます。
また、これまでの歩みをあらためて書き出してみることで、「やってみたかったけどまだできていないこと」「やろうと思っていたのにやり残していること」などが浮き彫りとなり、今後の人生の過ごし方を考えるきっかけになるかもしれません。
自分が生きた証を残すため、そして残りの人生をさらに豊かなものにするために、終活の一環として自分史の作成をおすすめしています。

 

人生の終末に向けて、生前のうちに書き留めておく文書には、自分史のほかに「エンディングノート」と呼ばれるものもあります。
エンディングノートとは、残された家族を困らせることがないように、主に自分の財産や葬儀・お墓などに関する希望をまとめたノートのことです。
自分の歴史を記す自分史とは役割が異なりますが、エンディングノートと自分史をそれぞれ分ける必要はなく、エンディングノートのなかに自分史をまとめておくこともできます。
しかし、これまでの出来事以外にも、その時に感じた思いやメッセージも含めて細かく書き留めておきたい場合は、エンディングノートとは別に自分史を作っておくのがおすすめです。

 

自分史の作成手順とポイント

自分史の作成方法に決まったやり方はなく、自分でノートに手書きしたり、パソコンを使ってまとめたり、専門の業者に依頼したりと、さまざまな方法があります。
ここでは、自分の手で作成する場合を想定し、具体的な書き方の手順とポイントをご紹介します。

 

情報を整理する

まずは自分史として残したい情報(=書きたい情報)を洗い出します。
このとき、自分史の大まかな構成や目次を考えておくと、情報を整理しやすくなります。
自分史に残したい思い出の写真も集めておきましょう。

 

年表を書き出す

自分史を作るときは、年表から書き出すことをおすすめします。
年表があると自分の歴史の全体像を把握でき、スムーズに書き進めることができるからです。
幼少期から始まり、小学校、中学校、高校、大学、就職、結婚、子どもの成長など、整理した情報をもとに出来事が起こった年代や思い出を時系列でまとめていきましょう。

 

家族や友人への思いをまとめる

自分史には、自分自身の出来事だけでなく、家族や友人に対する思いも書き留めておきましょう。
あのとき感じていたこと、感謝していること、あらためて伝えたい思いなど、自分史を通して大切な人たちにメッセージを届けることができます。
また、文章でまとめるだけでなく、家族や友人に伝えたい感謝の気持ちは映像で残しておくのもおすすめです。

 

製本する

自分史の書き方にルールはなく、自分が書きやすい形式でまとめて問題ありません。
文章を書く際は読み手が情景を思い浮かべやすいよう5W2Hを明確にし、思い出の写真も入れながらオリジナルの自分史を作り上げましょう。
自分で製本するのが難しければ、市販の自分史ノートやインターネット上で公開されているフォーマットを活用してみてください。

 

また、自分史には自分自身の情報はもちろん、家族や友人に関する情報が含まれることも多いため、作成後の保管方法に気を配りたいところです。
安易に持ち歩かない、出しっぱなしにしないなど、書き手側も読み手側も個人情報を守るための配慮が必要となるでしょう。

 

まとめ

自分史を作ることで、これまでの自分自身の歩みを振り返ったり、大切な人たちへの感謝の気持ちを残したりすることができます。
自分史やエンディングノートは、遺言書のように形式が決まっているものではないため、過去の思い出を振り返ったり自分の気持ちを整理したりしながら自由な形式で書き進められます。
今後の人生をより良いものにするために、自分史やエンディングノートの作成に取り掛かってみてはいかがでしょうか。

 

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この記事を書いた人
One's Ending編集部
関東の遺品整理専門会社(株)ワンズライフのメディア編集部です。 遺品整理、生前整理、空家整理に関することから、終活、相続税に関することまで。人生のエンディングにまつわる、役に立つ情報やメッセージをお届けしていきます。
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