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2018.01.18

遺品整理を自分で行うときに、注意することまとめ

ご両親の他界のために、遺品整理をすることになったとき。遺品整理の方法は、大きく分けると2つあります。遺品整理業者に頼む方法と、自分で行う方法です。それぞれにメリットと、デメリットがあります。時間があり、大きな荷物を搬送する手段と人手があるなら、自分でやるのも良いでしょう。それによって、思いもしなかった故人との思い出の物や、資産がみつかるかもしれません。ここでは、遺品整理を自分で行うときに気を付けなくてはいけない点と、方法をご紹介いたします。

遺品整理を行う前に

自分で行う場合も、遺品整理業者に依頼する場合も、遺品整理を行う前に確認しておくべきことがあります。それにより、後の相続問題や、法的問題のトラブルを防ぐことができます。一つひとつみていきましょう。

 

遺言書の有無を確認

遺言書

まずは、遺言書の有無を確認しましょう。遺言者には法的効力があるため、相続方法などはそれに従うようにするためです。

仏壇や小物入れ、引き出しなどを探してみましょう。見つけても封がしてある場合は、家庭裁判所での検認が必要ですので、検認が済までは開封してはいけません。

 

公証役場で公正証書遺言を作成している可能性もあります。公正証書遺言の場合、証人になった方か遺言執行人の方が、本人死亡時に遺族の方にお知らせしてくれることがほとんどですが、念のため公証役場に確認してみましょう。公正証書遺言の場合、手書きの遺言の場合より、相続の分割を行う役目を持つ遺言執行人がついている可能性が高いため注意が必要です。必ず遺言執行人と話し合ってから遺産の処理を進めなければなりません。

 

勝手に始めないこと

遺言書に書かれていないものなら処分しても大丈夫、と思って、一人で判断して遺産整理を始めるのはよくありません。故人の遺品は相続財産になります。必ず、事前に親族に通知してから始めてください。

処分した後に親族や知り合いなどから、「形見としてほしいものがあった」と言われるかもしれません。

以上のような理由から、遺品整理は法定相続人と行うことが望ましいと言えます。できれば親族の集まる四十九日の法要時に行うなど、日程など決めて行うのがいいでしょう。遺産整理に参加できない方もいると思われますので、そのときに現場にいるものの判断で、不用品を処分する旨了承を得ておきましょう。

 

財産の調査・遺産相続の手続き

探してはみたが、遺言書がなかった場合には、遺品整理の前に、故人の相続財産を調査して財産目録を作成しなくてはいけません。価値のあるものは全て相続財産に入れなければいけません。

主に資産となる財産は、現金はもちろん、有価証券、不動産、骨董品、自動車や農機具、土地、家屋などの不動産です。対して負債とは、借金、債務、未払いの税金などのことをいいます。

 

調査の結果、資産より負債の方が多かった場合には、相続放棄という結果も考えられます。必要な物を回収してしまうと相続放棄はできません。そのようなことから、遺産調査の前に形見分けや、遺品の売却などをしないように注意しなくてはいけません。

 

財産目録を作成後、誰がどの財産を相続するのかを決め、遺産分割協議書を作成して、遺産相続手続きを行います。遺産相続の手順は次のとおりです。

 

  1. 通帳、証券などを探す。
  2. 価値のある動産をピックアップする。
  3. 不動産を市の税務課で調べる。(固定資産評価証明書)
  4. 不動産の詳細を法務局で調べる。(抵当権が打たれている可能性があります)
  5. 請求書や、保険の通知書等から資産・負債を確認する。
  6. 事業をやっていた場合、公告して負債を調べる。
  7. 予想外の財産が出てきたときの取り決めを加える。
  8. 全てを盛り込んで、遺産分割協議書を作成してその内容通りに遺産を分割する。

 

遺品整理の下準備

それでは、いよいよ遺品整理の準備に取りかかりましょう。賃貸物件でなければ慌てる必要はありませんから、無理のない計画を立てましょう。

遺品整理の準備

下見をする

どんな家具がどこにあるのか、スケジュール作成のためにもスマートフォンなどで撮影しておくのも良いと思います。大雑把でいいので屋内屋外の地図を作成しておきましょう。また、大型のものや、骨董品や、庭の灯篭など処分する場合は、欲しい人がいないか、処分するのかを決めるための情報収集をしましょう。

また、抜けそうな床や、飛び出している突起などがある場合など、作業中に事故が起こりそうな、危険な個所をチェックして目立つように赤いテープか布を張っておきましょう。スムーズなゴミ処理のために、地区のごみの収集日を確認しておくことも必要です。

 

大まかなスケジュールを立てる

1日の作業時間は、6時間ほどに抑え、無理のない計画を立てましょう。以下のことを事前に決めておくと安心です。

 

  • 何月何日に行うのか。荷物が多ければ、複数日必要です。
  • 誰が参加するのか。
  • 誰がどこを担当するのか。(当日決めると時間がかかります。)
  • 何日かけて行う予定なのか。( 無理のない計画を立てましょう。)
  • ごみの収集日を再度確認し、たまるゴミを極力減らすようにしましょう。
  • いくらの予算で行うのか。また、誰が負担するのか。

計画を立ててみて、思ったより時間と費用がかかりそうなら遺品整理業者に頼むことも検討してみましょう。

借家の場合、月をまたぐと家賃が発生するためかえって経費がかさむ場合があります。

 

遺品整理の当日

当日は力仕事も発生します。埃も出ますので、服装は、汚れても良い服で、動きやすいチノパンや、上着にしましょう。高齢の方は体調に気を付ける必要があります。特に2階からの家具の上げ下ろしには腰などを痛めないよう十分に気を付けましょう。用意しておくとよいものは、以下の通りです。

 

  • 軍手(滑り止めのついたもの)
  • マスク
  • 飲み物(熱中症にはくれぐれも注意しましょう)
  • 地域指定のゴミ袋
  • 段ボール
  • ハサミ・紐など
  • 掃除用具

 

他にも必要と思われるものは前もって確認して、当日に買って回らなくてよいようにしましょう。

 

貴重品や残すものを仕分けておく

必要な物や、貴重品を誤って処分したり、汚損しないように、初めに残すものを特定の箱に確保しておきましょう。大きなものには、全員が分かるように取り決めた目印をつけておきましょう。

必ずとっておくものの例は、以下のとおりです。

  • 預金通帳
  • 有価証券(株券、小切手、債権など)
  • 印鑑
  • 保険の契約書類
  • 不動産権利書
  • 貴金属、骨董品、掛け軸、絵画など
  • 公共料金の領収書(解約手続き等に必要)

本やアルバムの間など、思わぬところから現金や手紙、重要書類などがでてくる場合もあります。仕分けるときは、手間はかかりますが一つひとつ中身までしっかり確認することが大切です。

 

通路を確保し、玄関に近い部屋から行う

最初に玄関や廊下の荷物を片付けて、通路の確保から行います。玄関や通路にモノがあふれていると、つまずいたり、転んだりしてけがの原因にもなります。

 

処分するものは適正に処分する

不必要な物の処分には、以下の選択があります。

  • リサイクル業者に買い取ってもらう。
  • 市町村の処分場に運ぶ、もしくは不用品回収業者に頼んで回収に来てもらう。
  • 自治体のルールに従って分別処分する。

仏壇は魂抜き法要などの、特別な処分が必要となりますので、仏壇屋さんに相談しましょう。

 

まとめ

ご自分で遺品整理を行うときには、まずは焦らないこと、そして無理のないスケジュールで行うことです。故人を偲びながら遺品整理を行うで、寂しさや悲しい気もちも整理されていくことでしょう。ですが、時間がない、忙しい、賃貸物件で家賃がかさむなどの時は思い切ってプロに任せるのも良いでしょう。不用品の搬出もスムーズにやってもらえますし、お部屋のクリーニングまでやってもらうことができます。

また、御覧の通り、遺品整理はなかなか時間と労力のかかる作業でもあります。無理をして疲弊してしまったり、体を痛めてしまうようでは本末転倒。大変なことはプロに任せ、故人との思い出を振り返る時間をゆっくりとるのも一つの方法です。ご自身にとって一番いい方法は何か、この記事を参考にじっくりと考えていただければ幸いです。

 

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この記事を書いた人
One's Ending編集部
関東の遺品整理専門会社(株)ワンズライフのメディア編集部です。 遺品整理、生前整理、空家整理に関することから、終活、相続税に関することまで。人生のエンディングにまつわる、役に立つ情報やメッセージをお届けしていきます。
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