2020.01.31
賢い遺品整理は業者の助けを借りる時代
例えば、「母が(父が)、もし明日亡くなったら」と、あなたは考えたことがありますか。恐らく心の準備がある程度できていても、いざとなると如何してよいか途方に暮れてしまう方が多いのではないでしょうか。
遺品整理もその一つです。
特に葬儀、納骨、相続など本人がどのように考えているか、生前話し合う機会の無かった場合は悩まれるようです。もちろん葬儀屋さんや士業の先生たちが力を貸してくれるでしょう。しかし、例えばたんす2つにパンパンに詰まった着物や和装小物、4人家族で住んでいた当時のままの食器類、父の残した書物や百科事典、自分の子供時代の思い出の物たちなど…いざ主人が居なくなった家の日用品や家具や趣味の物など遺品を片づけるには相当の時間と労力もかかります。気軽に手を貸して欲しいと言える親族や友人はいるのでしょうか。
親と子がそれぞれ違う県に離れて暮らしている場合の遺品整理の場合も、自分で整理をするとなると、どれぐらいの時間が掛かるのか、見当がつかないため、不安に思う方も少なくありません。
遺品整理を手早く済ませるために業者に頼むとしても、他人の目にはゴミに映らなくても、故人の思い出と一緒に自分たちの子供時代と最後の決別をするのだから、丁寧に扱って欲しいと思う気持ちも当然あります。
後悔しない遺品整理をするためは、故人の願い、遺族の気持ち、遺品整理に取り組む状況・時間そして予算と、考えなければならない事が多くあります。
核家族化、少子化、超高齢化社会の日本では、家族の遺品整理の悩みは誰にでも起こりうることなのです。
遺品整理の現実問題
自分で遺品整理をする場合、それぞれの事情に関係する悩みが発生するでしょう。
しかし忙しい現代、多くの方に言えることは、遺品整理に費やせる時間はそれほど多く無いということです。
遺品整理を自分でやるとした場合、すべての遺品を整理するのに、相当な時間が掛かることは覚悟しなければなりません。
中には、遺品整理に数か月掛かる方もいらっしゃるでしょう。
しかし遺品整理のために仕事を数か月ほど休む、または毎週休日を遺品整理に充てるということが、実際のところ可能でしょうか。
また、借家住まいの場合も、遺品整理に掛けられる時間は限られる場合が多いです。
葬儀等が一段落したらすぐに遺品整理に着手し、期日までに家や部屋を明け渡すようにしなければなりません。
そのため、遺品整理にじっくりと時間を掛けるわけには行きません。
そして、冒頭でお話した通り、故人が遠方の場合もあります。この場合は、時間の問題も当然ですが、交通費の出費、労力などの疲れなどの諸問題も絡んできます。何度も遠距離を往復することにも、限度があります。
この様に、自分で行うには時間と言う無理が常に発生し、場合によっては他の問題も生じてきます。
一口に遺品整理と言っても簡単に終わる事ではありません。
これが現実問題なのです。
遺品整理の問題を解決する方法
自分の力で遺品を整理することは、簡単でないと言うことがわかって頂けたでしょうか。
ではどのようにすれば、遺品整理の問題は解決するのでしょう。
そう、自分ですべてやってしまおうとせず、プロの専門家に依頼することなのです。
しかし、遺品整理のプロと言われても、ピンと来ない方が多いでしょう。
まずは、ネットや紹介などの手段を利用して、地域の専門家を探します。
いくつかの専門業者を選び、見積もりを取ります。その中で、あなたが遺品整理を依頼しても良いと考える専門業者を選びます。
しかし、金額だけで専門業者を選ぶのも考えものです。また高い料金だから、サービスも充実しているとは限りません。どのような業者が良いのか選択に悩みますよね。
そんな時は、ネットを利用して口コミなどを参考にすると良いでしょう。
遺品整理の業者への依頼時の注意点
遺品整理を専門業者に依頼する場合、注意点があります。
それは、自分自身でどのように遺品を仕分けしてもらいたいかしっかり決めておくことです。
遺品整理を行うのに専門業者に依頼をしたところ、こちらの希望が伝わっていないため残しておきたい遺品、あるいは高価な遺品まで捨てられてしまった、と言うトラブルも発生します。こうしたトラブルを防ぐためにも、遺品の仕分けについての希望をメモなどに書いて打合せにのぞむと良いでしょう。
また追加料金の発生によりトラブルも発生することがありますので追加料金などのシステムは、契約前に確実に確認をすることです。
遺品整理をプロに依頼する意味
いかがでしたか?いつか自分にも来るであろう遺品整理。こんな悩みや不安を感じている50代以上の長男や長女は決して少なくないでしょう。
いまの時代は安心して相談できる誠実な遺品整理の業者を知っておくことも安心して故人を看取るための知恵です。
遺品整理をプロの業者に頼むことで労力と心配が減り、そのゆとりが故人を偲ぶ時間を作ってくれます。
誠実な遺品整理のプロとは遺族の話を良く聴き気持ちを汲みとり、その上で最適な提案ができる者をいいます。遺品整理はただ物を捨てることではありません。家族の想い出を扱う仕事なのです。
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