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2026.06.19

直葬(火葬式)とは~選ぶ人が増えている理由

近年、葬儀の形は多様化しており、従来の一般葬に加えて家族葬や直葬(火葬式)を選ぶ人も増えています。なかでも直葬は火葬のみで故人を見送る形式であり、遺族の負担軽減や時代・価値観の変化などを背景に選ばれる機会が広がっています。

この記事では、直葬とは具体的にどのような葬儀形式なのか、選ぶ人が増えている理由や注意したいポイントとともにわかりやすく解説します。

 

 

直葬(火葬式)とは

直葬(火葬式)とは、通夜や告別式などの儀式を執り行わず、近親者のみが出席して火葬のみを行う葬儀をいいます。儀式を省くことで時間的・経済的な負担を軽減できる点が特徴で、近年選ばれる機会が増えている葬儀形式です。

直葬の割合

公正取引委員会が葬儀業者を対象に実施した調査によると、葬儀形式ごとの取扱件数の割合と増加率は以下のとおりです。従来の一般葬が多数を占めているものの、家族葬や直葬といった小規模な葬儀形式の増加が顕著であり、葬儀のあり方が多様化していることがわかります。

 

葬儀の種類

取扱件数(割合)

増加率

一般葬

63.0%

5.4%

家族葬

28.4%

51.1%

直葬

5.5%

26.2%

一日葬

2.8%

17.1%

社葬

0.3%

0.3%

参照:葬儀の取引に関する実態調査報告書|公正取引委員会(2017年3月22日)

 

一般葬や家族葬との違い

一般葬とは、親族に加えて近隣住民や友人、仕事関係者など幅広い参列者が出席し、通夜・告別式・火葬といった一連の儀式が執り行われる伝統的な葬儀を指します。家族葬も同様に、通夜・告別式・火葬が執り行われますが、親族や親しい友人など限られた関係者のみが出席する小規模で落ち着いた形が特徴です。

これらに対し、直葬(火葬式)は通夜や告別式を行わず、火葬のみを執り行う点が大きな違いです。儀式を省略し、近親者のみが出席することで、落ち着いた環境で静かに故人を見送れるとともに、時間や費用の負担も抑えられます。

 

直葬を選ぶ人が増えている理由

直葬を選ぶ人が増えている背景には、遺族の負担軽減や社会構造の変化があります。
具体的な理由として以下の3点が挙げられます。

葬儀費用を抑えられるため

直葬が選ばれる大きな理由の一つが、葬儀費用を大幅に抑えられる点です。一連の儀式を執り行う一般葬や家族葬とは異なり、直葬では火葬のみを行うため、従来の葬儀と比べて遺族の経済的な負担が軽減されます。近年は将来に備えて葬儀費用を意識する人も増え、無理のない範囲で故人を見送りたいという考え方が広がっています。

準備や当日の進行にかかる負担を抑えられるため

直葬では通夜や告別式を行わないため、参列者への連絡や対応、会場の手配、当日の進行などが最小限となり、時間や手間の面からも遺族の負担を抑えられる葬儀形式といえます。また、参列者が近親者に限られることで、気遣いや対応に追われることなく穏やかに故人と向き合える点も大きな特徴です。

時代の変化に合っているため

近年は高齢化や核家族化が進行し、大規模な葬儀を行う必要性が薄れてきている点も、直葬が選ばれる理由の一つです。家族や親族の人数が限られるうえ、地域や近隣とのつながりが以前より希薄になっていることもあり、従来のように多くの参列者を招く葬儀は現実的ではないケースも増えています。こうした時代の流れのなかで、直葬は現代のニーズに合った葬儀形式といえます。

 

葬儀を選ぶ際に注意したいポイント

直葬は負担の少ない葬儀形式ですが、事前に確認しておきたいポイントもあります。後悔やトラブルを防ぐためにも、関係者との調整や準備をしっかりと行うことが大切です。

菩提寺との関係

直葬は通夜や告別式を行わないため、宗教的な儀礼を重視する寺院によっては、納骨や法要を受け入れてもらえない可能性があります。菩提寺がある場合は、直葬を選ぶ前にその意向を伝え、今後の対応について確認しておくとよいでしょう。

家族との話し合い

直葬は従来の葬儀とは異なる形式のため、事前に家族や親族と話し合い、理解を得ておくことが望まれます。また、参列できなかった人への配慮として、後日お別れの場を設けるという方法もあります。価値観の違いによる行き違いを防ぐためにも、あらかじめ丁寧に意思を共有し、関係者全員が納得したうえで進めることが大切です。

 

まとめ

直葬(火葬式)とは、通夜や告別式を行わず火葬のみで見送る葬儀形式です。遺族の経済的・時間的負担を軽減できる一方で、菩提寺との関係や家族間の理解など、事前に確認しておきたい事項もあります。直葬を選ぶ前に関係者と話し合い、それぞれの意向を踏まえながら丁寧に進めることが、後悔しない葬儀を執り行うことにつながります。

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この記事を書いた人
One's Ending編集部
関東の遺品整理専門会社(株)ワンズライフのメディア編集部です。 遺品整理、生前整理、空家整理に関することから、終活、相続税に関することまで。人生のエンディングにまつわる、役に立つ情報やメッセージをお届けしていきます。
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