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2024.02.20

終活の知識が学べる終活カウンセラーの内容と資格取得方法

終活に関する知識を深めたい方、終活の専門家として活動したい方におすすめなのが「終活カウンセラー」という資格の取得です。
格取得に向けた学びを通して正しい知識を習得し、また専門知識を有するアドバイザーとして葬祭業や保険業などの実務に活かすことができます。

終活カウンセラー資格の運営は、一般社団法人 終活カウンセラー協会がおこなっています。
終活について包括的に学べる団体として、日本でパイオニア的な存在の協会です。
ワンズライフ代表の上野はこの協会の最上位資格である「終活カウンセラー協会認定終活講師」を取得しています。

今回は、終活カウンセラーとはどのような資格なのか、その役割や資格取得方法、活躍の場などをご紹介します。

終活カウンセラーとは

終活とは、人生の終焉を迎えるにあたって、最期まで自分らしく生きるためにおこなう準備のことです。
家族にかかる負担を軽減するために、身の回りの物を整理する、葬儀や墓、相続などの希望を書き留めておくなど、自分が元気なうちに自らの最期に向けて準備することをいいます。
一般社団法人 終活カウンセラー協会では、終活のことを「人生の終焉を考えることを通じて、自分を見つめ、今をより良く自分らしく生きる活動」と定義しています。

 

こうした「終活」に関する専門知識を持っていることを証明する資格が、終活カウンセラー協会認定の「終活カウンセラー」です。
終活カウンセラーとは「シニアのお困りごと案内人」であり、終活に関するさまざまな悩みをじっくりと傾聴できるのはもちろんのこと、それぞれの悩みがどの分野に該当するのか、専門家や専門企業につなぐ必要があるのかなどを見極めるスキルを持っています。
終活カウンセラー資格の取得に取り組むことで、相続や遺言、葬儀など終活に関連する各分野の理解が深まるとともに、自分だけでなく家族や友人・知人の終活もサポートできるようになります。

 

 

終活カウンセラーの資格取得方法

終活カウンセラーには2級と1級があり、さらに終活カウンセラー協会認定講師として活動できる道もあります。ここでは各級の資格取得方法をご紹介します。

 

参考:終活カウンセラーとは|一般社団法人 終活カウンセラー協会

 

終活カウンセラー2級検定

2級終活カウンセラーの知識レベルは「自分の終活ができる」程度です。
資格取得に向けた学習を通して、自分でエンディングノートを書ける知識を身につけることができます。

受験資格 なし(誰でも受験可)
試験内容 筆記試験(講習受講後に実施)
講習時間 約6時間
受験料 16,000円(税込)※学生・シニア料金10,500円(税込)

 

2級終活カウンセラーを取得するには、約6時間の講習を受講し、その後に実施される筆記試験に合格する必要があります。
受験申し込み後に協会からテキストが送付されるため、それをメインに学習を進めるとよいでしょう(試験日にテキスト解説がおこなわれます)。

 

終活カウンセラー1級検定

1級終活カウンセラーの知識レベルは「他の方の終活に対応できる」程度です。
資格取得に向けた学習を通して、自分自身の終活はもちろん、終活を始めようとしている他の方にも寄り添い、エンディングノートの作成をサポートできるくらいの知識を身につけられます。

 

受験資格 終活カウンセラー2級取得者、協会の勉強会に年1回以上参加した方
試験内容 事前レポート提出、講習、試験
講習時間 2日
受験料 49,500円(税込)※オンライン版55,000円(税込)
事前審査費 3,300円(税込)

 

1級終活カウンセラーを受験するには「2級取得」と「勉強会への参加」が条件となります。
まず事前審査(レポート提出)がおこなわれ、その合格者のみ本試験を受けることができます。

 

終活カウンセラー協会認定終活講師

1級取得者は終活カウンセラー協会認定終活講師養成講座を受講できます。

 

受験資格 終活カウンセラー1級取得者、協会の勉強会に年2回以上参加した方、
過去に「エンディングノートの書き方セミナー講師養成講座」に参加した方
試験内容 講習、試験
講習時間 講習6日間(6〜7時間/1日)、試験1日30分程度
受験料 330,000円(税込)

 

終活カウンセラーが活躍する場

取得した終活カウンセラー資格は以下のような場面で活かすことができます。

 

  • 自分の終活

終活の資格は職種や業種で役立つ面もありますが、まずは個人的な終活が土台となります。

より良く楽しくいきいきと生きるための終活で、自分の望みや希望を明らかにできます。

 

  • 家族や友人・知人の終活

親子で終活をしたいという現役世代の方が増えています。

また少子高齢化の日本社会特有の終活で人の役に立つことができます。

家族や友人・知人の悩みを聞いて、情報を整理する手伝いや然るべき専門家への橋渡しがおこなえます。

 

  • 葬祭業

葬祭業は終活カウンセラー取得者が特に多い業種です。

終活カウンセラーとして依頼者に寄り添いながら、個々の希望に沿った葬儀の形をアドバイスできます。

 

  • 士業

終活に関わる士業として弁護士や司法書士、税理士などが挙げられます。

相談の多い遺産相続はもちろん、それ以外の終活相談にも幅広く対応することができます。

終活のプロとして相談に乗れることで、他者との差別化を図れるのもポイントです。

 

  • 保険業

遺された家族にお金の負担をかけたくないと考える方は少なくありません。

近年は葬儀費用に備える保険プランも登場しています。

終活カウンセラーの立場から悩みや希望を聞き取り、個々に最適な保険を提案できます。

 

まとめ

終活カウンセラー資格を取得することで、正しい知識をもって自分でエンディングノートを書けるようになります。
また、家族や友人など身近な人の終活をサポートすることも可能です。
終活に関心のある方は、終活カウンセラーの資格取得を目指してみてはいかがでしょうか。

 

ワンズライフでは遺品整理、生前整理に限らず、自分では手がつけられなくなった家財道具の片付けなどにも対応しています。
お家の片付けでお困りの方は、ワンズライフまでお気軽にお問い合わせください。

この記事を書いた人
One's Ending編集部
関東の遺品整理専門会社(株)ワンズライフのメディア編集部です。 遺品整理、生前整理、空家整理に関することから、終活、相続税に関することまで。人生のエンディングにまつわる、役に立つ情報やメッセージをお届けしていきます。
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