2022.06.27
遺品整理・生前整理の現場から~親の遺品整理ほどはかどらない
亡くなった方の身の回り品を片付ける作業である「遺品整理」。
遺品整理を一人でやろうとした場合、まずは物の多さに途方に暮れてしまうでしょう。
そのうえ、亡くしたばかりですと親への想いも相まって余計におろおろしてしまい、なかなかスムーズに作業できないものです。
いざ遺品整理が必要となった場合、残された家族はどう進めていけばよいのでしょうか。
今回は、親の遺品整理がはかどらずに困り果てたご依頼者様の事例とともに、遺品整理をスムーズに進めるための最善策をご紹介します。
【事例】親の遺品整理ほどはかどらない
今回ご紹介するのは、親と一緒に住んでいた家の遺品整理に困り果てたご依頼者様の事例です。
家に残された物の多さに途方に暮れ、遺品整理・生前整理の専門業者「ワンズライフ」にご相談くださいました。
家族や親族が亡くなると、故人の持ち物や身の回り品を片付ける「遺品整理」が必要になります。
しかし、親と住んでいた家を片付ける場合、今回のご依頼者様のように物の多さに唖然とし、何から手をつければよいのか分からない方が大半でしょう。
それが自分の親の持ち物だとなおさらです。
子どもとしては親が残した遺品一つひとつに想いを感じ取りますから、親の遺品整理ほどはかどらないものなのです。
遺品整理を行う際に、伴侶の方や兄弟姉妹の方に協力してもらえるのであれば気が紛れ、それほど苦痛には感じないでしょう。
しかし、たまに一人で片付けをされている主婦の方をお見かけすることもあります。
人の手を借りられずに自分一人での作業となってしまい、やはりとても疲れた顔をしていらっしゃるのが印象的でした。
皆さまにお伝えしたいのは、遺品整理はとても一人でできるものではないということです。
お身内ではない、われわれ遺品整理業者であっても、慣れているとはいえ一件一件かなりの気を使い、体力を使います。
お身内であれば手に取る物すべてで手が止まり、昔の思い出に耽ってしまうそうで、あっという間に一日が過ぎてしまいます。
子どもの頃に過ごした自分の部屋を片付ける場合も同様に、すぐに”あの頃”に帰ってしまい、なかなか手が進まなくなるものなのです。
遺品整理をスムーズに進める方法
遺品整理というのは、誰の手も借りずに一人でできるものではありません。
しかし、そうは言っても初めから遺品整理業者に依頼する方はなかなかいらっしゃいません。
今までのケースでは「2年ぐらいかけて遺品整理をしてみました」と言われる方が多かったのですが、それは遺品整理がすべて終わったということではなく、「遺品整理業者に頼もう」と決心がつくまでに2年かかったということです。
「初めから遺品整理業者に頼めばよかった」と言っていただくことは多いものの、実際のところ初めから頼める方はそれほど多くはありません。
片付け中に何が出てくるかわからない不安はもちろんのこと、自分の親の持ち物ですから他人には任せきれないという気持ちもあるでしょう。
これまでのケースを考えますと、遺品整理をスムーズに進められる最善の方法は、第三者である遺品整理士などのプロの方をアドバイザーとして立てることです。
遺品整理に関わる法律や正しい手順を熟知している遺品整理士になら、大切な遺品の数々も安心して任せられるでしょう。
遺品整理が必要になった場合は、自分一人でなんとかしようとせずに、プロと一緒に形見分けを中心に行っていくことをおすすめします。
遺品整理士の必要性
遺品整理士とは「一般社団法人遺品整理士認定協会」が認定する民間資格であり、その名のとおり遺品整理に関する豊富な知識・ノウハウを持っている「遺品整理の専門家」です。
遺品整理士には法規制に順守した遺品整理と遺品整理業に対する正しい対応、そして遺品整理業の正しい理解を世の中に広める活動が求められています。
遺品整理士は遺品の仕分け・片付けだけでなく、廃棄物・リサイクル品の取り扱いや供養に対する認識、ご家族への配慮なども心得ています。
特に遺品の処分に関しては法規制が絡んでくるため、遺品整理業について十分な知識を持つ遺品整理士のアドバイスが受けられると安心です。
想い出が詰まった大切な遺品だからこそ、遺品整理が必要になった際は知識豊富な専門家に依頼しましょう。
まとめ
遺品整理は一人でできる作業ではなく、特に親の遺品ほどはかどらないものです。
遺品整理をスムーズに進めるには、初めから遺品整理士をアドバイザーとして立て、相談しながら一緒に作業していくことをおすすめします。
遺品整理は単なる片付けにとどまらず、故人の「生きた証」と「想い出」に寄り添う作業です。
ワンズライフでは遺族の皆さまへ寄り添い、プロのアドバイザーとしてコミュニケーションをとりながら作業を進めています。
遺品整理・生前整理が必要になった際は、ワンズライフまでお気軽にお問い合わせください。
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