遺品整理・生前整理の現場から~遺品の行方
遺品整理・生前整理の現場では、ご依頼者様から「故人の遺品をただ搬出することには漠然とした不安や後ろめたさがある」というお声をいただくことがあります。
故人様の想いがたくさん詰まっている大切な遺品たちは、片付けや搬出をした後に一体どこへ行くのでしょうか。
今回は、遺品整理をさせていただいた後の遺品の行方とともに、故人様・ご遺族様の「想い」も整理するワンズライフのサービスをご紹介します。
遺品の行き先は主に3つ
とある遺品整理の現場にて、ご依頼者様から以下のご質問をいただきました。
「この遺品たちはどこへ行くのですか?」
遺品整理・生前整理にて運び出した物には主に3つの行き先があります。
1. ご供養
2. ご寄付
3. リサイクル
故人様が残された遺品たちは、さまざまなところで新たな形となっているのです。
1. ご供養
ご供養とは、故人様の仏壇やお墓にお供え物をし、ご冥福をお祈りすることです。
生前、故人様が大事にされていた物には魂があります。
故人様の魂が宿った遺品は、ご供養をして故人様の想いを整理させていただいています。
また、ご供養によって故人様と向き合う時間ができるため、ご遺族様のお気持ちを整理していただくことにもつながります。
<ご供養する物品の一例>
• 仏壇・仏具
• 神棚・神具
• 写真
• 人形
• 衣服
• 趣味の道具や愛用していた物
ワンズライフの遺品整理では、故人様の魂が宿る品々の合同供養に対応しています。
ご供養を見届けたい方は参列も可能で、ご希望があれば合同供養の風景を撮影した写真とともに「供養証明書」を発行いたします。
気軽にお申し付けください。
2. ご寄付
ワンズライフではご依頼者様からのご要望にて、買い取らせていただいた遺品の一部を途上国の子どもたちへ寄付しています。
ご供養とは違う形ではありますが、遺品に宿る故人様の魂が途上国で新しい命として生まれ変わります。
ワンズライフではご寄付という再利用の方法を用いて、遺品をなるべくゴミにしないように配慮し、美しい環境づくりを心がけています。
不要になった洋服の寄付先については以下の記事で詳しくご紹介しています。
本記事とあわせて参考にしてみてください。
遺品整理や片付けで不要になった洋服・古着おすすめの寄付先一覧
3. リサイクル
ワンズライフではご供養をさせていただいた後、ご寄付が難しい遺品に関してはリサイクルに強みを持つ再生事業所に持ち込んでいます。
プラスチックの素材であれば再生プラスチック製品として、金属類であれば銅材として、ガラス類であればガラス製品として、新たな製品の原料として再利用されています。
整理後の遺品の分類・行方については以下の記事でも詳しくご紹介しています。
本記事とあわせて参考にしてみてください。
業者に頼んだ遺品整理で整理した遺品はどうなる?整理後の遺品の行方
番外編:アメリカで主流の遺品整理「エステートセール」
日本のみならず、海外でも同様に故人様やご遺族様のお気持ちを整理する方法があります。
その一つが、アメリカで主流となっている「エステートセール」という遺品整理の形です。
エステートセールとは、故人様が残された家財道具や不動産などの遺品を販売し、現金化することをいいます。
日本では馴染みの薄い遺品整理の方法ですが、昔からアメリカではいらなくなった家財の販売は日常的に行われており、相続人が判断した「残さない遺品」を売り払うことに抵抗はないようです。
遺品整理だけではない〜故人様・ご遺族様の「想い」も整理
遺品整理においてワンズライフが心がけているのは、「遺品をなるべくゴミにしたくない」という故人様やご遺族様のご心情を察し、最大限に配慮させていただくことです。
遺品整理だけではなく、故人様・ご遺族様の「想い」も整理していただけるように心がけています。
ワンズライフには以下の経営理念があります。
【私たちはあらゆるいのちに誠意を尽くし穏やかな暮らしと美しい環境を守り育てます。】
遺品整理・生前整理によってご依頼者様やご遺族様に穏やかな暮らしを取り戻していただくこと、そして、遺品の適切な処理によって美しい環境を守り育てることを信条としています。
これからもこの経営理念を大切にし、ご依頼者様に納得いただける最善の形をご提案できるよう努めてまいります。
まとめ
遺品整理で搬出された品々は、主に「ご供養」「ご寄付」「リサイクル」の3つの行き先があります。
その特性に応じて適正に処理された遺品は新たな価値となり、さまざまな形で活躍することができます。
ワンズライフではご遺族様のご要望のもとで、使える物はなるべく再利用するように心がけています。
今後も故人様の大事な遺品の行方に配慮してまいります。
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