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2023.12.19

四十九日までにすること・してはいけないこと

四十九日(しじゅうくにち)とは、故人の命日を1日目とし、そこから数えて49日目に執り行う法要のことを指します。
この四十九日までの期間には過ごし方のマナーがあり、しておいたほうがよいこともあれば、してはいけないこともあります。法要に関する大切なマナーとして覚えておきましょう。

今回は、四十九日までにすること・してはいけないことについてわかりやすく解説します。

四十九日までにすること

故人が亡くなってから四十九日法要を迎えるまでの期間のことを「忌中」(きちゅう)といいます。
故人のご冥福を祈って喪に服するこの期間に、遺族がしておくとよいことには以下が挙げられます。

 

ご供養

四十九日が明けるまでは後飾り壇(あとかざりだん)という祭壇を設けてご供養を行います。
お水やお花、果物などをお供えし、毎日手を合わせるようにしましょう。
四十九日まではお水を毎日取り換え、お供え物は絶やさないようにしておきます。
お線香も絶やさず焚き続けるのが基本ですが、自分たちの生活に無理のない範囲で行えば問題ありません。
また、お線香のあげ方は宗派や地域によって異なるため、あらかじめ確認しておきましょう。

 

法要の手配

故人が亡くなってから7日ごとに行う法要を「忌日法要」(きにちほうよう)といい、本来は7日目から49日目までに合計7回行うのが通例です。
しかし、近年はこれを省略し、葬儀の日に初七日法要を行ったり、四十九日法要のみ行ったりする形が一般的となっています。

 

四十九日法要までに必要な手配・準備を以下にまとめました。

・お仏壇と本位牌(ほんいはい)の準備
・墓誌への追加彫刻(お墓を持っている場合)
・お墓の準備(お墓を持っていない場合)
・法要の日程調整や予約
・参列者への案内
・料理の手配

 

遺品整理の準備

自分に近しい家族や親族を亡くした遺族は、故人の身の回り品を仕分ける遺品整理を行うことになります。
遺品整理を行う時期に明確な決まりはありませんが、四十九日法要で親族が一堂に介する機会に形見分けを行うことがあるため、四十九日までに少しずつ片付けを進めておくとよいでしょう。
また、故人が遺言書やエンディングノートを残している場合は目を通し、親族間で話し合いが必要な事柄があれば四十九日法要の際に開示できるよう準備しましょう。

 

四十九日までにしてはいけないこと

四十九日までにしてはいけないことには以下が挙げられます。

 

祝い事

結婚式などの祝い事への参列は、四十九日が明けるまでは控えておきましょう。
自分自身の結婚に関しても、四十九日を過ぎてから挙げるのが無難です。
すでに予約を済ませている場合は、可能であれば延期の手続きをしたほうがよいでしょう。

 

新年の挨拶

新年の挨拶やお正月飾り、年賀状の送付などもタブーとされています。
年賀状の代わりに送る喪中はがきは、新年の挨拶ができない失礼を詫びるものであるため、相手が年賀状の準備を始める前に届くようにするのがマナーです。

 

神社への参拝

神道では死は「穢れ」であり、神聖な場所に「穢れ」を持ち込むべきではないとされています。
四十九日が明けるまでは参拝を避け、神社に立ち入らないようにしましょう。
ただし、神社によっては鳥居の外でお祓いを受けることで参拝できる場合もあります。

 

お中元やお歳暮

祝い事ではないものの、忌中の期間にお中元やお歳暮を贈るのはマナー違反となります。
ただし四十九日を過ぎていれば、一般的に一周忌法要が終わるまでの期間とされる「喪中」であっても、お中元やお歳暮を贈るのは問題ありません。

 

新築の購入や引っ越し

新築の購入や引っ越しも四十九日が過ぎるまでは避けておいたほうが無難です。
しかし、自分たちの生活環境によっては延期できないケースもあるため、その場合は家族とも相談しながら引っ越しの時期を検討しましょう。

四十九日明けにすること

忌中が終わること、また終える日のことを「忌明け」(きあけ)といいます。
四十九日法要が終わったら、お通夜や葬儀の際にいただいた香典に対するお返しである「香典返し」を行います。

 

香典返しは弔事を終えたことを伝えるものであるため、四十九日を過ぎた後に贈るのが一般的です。
ただし近年は、葬儀当日に香典返しをお渡しする「当日返し」も広まりつつあります。

 

香典返しの金額相場は、いただいた香典の3分の1から半分程度といわれています。
すべての弔問客に対してお渡しする「会葬御礼」とは異なり、香典返しは香典を包んでくれた方のみにお渡しします。

 

まとめ

故人が亡くなってから四十九日法要が終わるまでの期間には、一般的に「しておくとよいこと」「してはいけないこと」があります。
特に「してはいけないこと」に関しては、近しい人が忌中の場合にも注意しなければならないため、しっかりと覚えておく必要があります。

 

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この記事を書いた人
One's Ending編集部
関東の遺品整理専門会社(株)ワンズライフのメディア編集部です。 遺品整理、生前整理、空家整理に関することから、終活、相続税に関することまで。人生のエンディングにまつわる、役に立つ情報やメッセージをお届けしていきます。
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